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京大建築100周年記念コンペにて武蔵野大学教授の水谷俊博が銅賞

武蔵野大学工学部 建築デザイン学科教授の水谷俊博が設計した「アーツ前橋」が「京大建築100周年記念コンペ」にて銅賞を受賞した。京大建築100周年記念コンペは京都大学工学部建築学教室の創立100周年記念事業として「これからの街の遺伝子」をテーマに、これからの街をつくる元になる考え方を含んだ建築案をアイデア部門と実作部門で募集を行ったコンペティション。

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アーツ前橋

アーツ前橋は、前橋の中心繁華街にある長年空きビルの状態であった旧デパートを用途変更し、街へつながる拠点としての美術館に生まれ変わらせたもので、旧施設の記憶を大切にしながら、全く新しいイメージが共存する。”まちの散歩道のような美術館”には「プロムナード」と呼ばれる回遊空間を中心に、多彩なヴォリュームの空間が連続しながら施設全体を繋げることで、街から人々が気軽に散策しながら美術館の中へ中へと導かれていく。施設内の様々な大きさの窓や、あえてむき出しで残した既存建物の多様な姿が他の美術館ではみられない魅力を創出し、ぐるりと施設を巡る間に美術や建築自身の魅力、人々の活動に出会うことができる。

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アーツ前橋

「アーツ前橋」は、かつてのデパートをコンバージョンし、市の美術館として新しく再生させたという、おそらく他には例をみない公共の美術館です。市民の文化的なアクティビティが、街にまで広がる可能性をつくり出せるような施設づくりを目指しました。-水谷 俊博

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アーツ前橋

水谷俊博/建築家・武蔵野大学准教授

1970年神戸市生まれ。京都大学大学院工学研究科建築学専攻修了。2004年水谷俊博建築設計事務所設立。主な建築作品に《Off The Wall 石神井台の家》(2010年)、大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ2009出展作品《アーチの森2009》(2009年)、《One Plus(+) One 羽鳥の家》(2007年)などがある。建築設計の他、武蔵野市、西東京市、東京都豊島区などでまちづくりワークショップ・プロジェクトを手がける。現在、武蔵野大学環境学部環境学科都市環境専攻准教授。