建築家とインテリアデザイナーが手掛ける飛騨高山の一棟貸しブランド「すみや」が新しいデザインヴィラをオープン
江戸時代に造られた町家が軒を連ね、今もなお当時の面影が残る城下町「飛騨高山」に、デザインヴィラ「すみや 葉隠れ」が2023年2月10日ニオープンする。建築家とインテリアデザイナーが立ち上げた一棟貸しブランド「すみや」が手掛ける、3軒のデザインヴィラとなる。
「すみや葉隠れ」について
デザイン
「すみや葉隠れ」は日本三大美祭りの一つである秋の高山祭りが行われる高山市下一之町に位置し、高山城主の命により500年前に建てられた寺院の石垣に守られるようにひっそりと佇んでいる。高山祭の屋台を収める屋台蔵のようにデザインされた外観は、開業前から川沿いを散策するインバウンド観光客の撮影スポットにもなっている。
二階建て一軒家の「すみや 葉隠れ」。昔の暮らしを思わせる低い天井に控え目な梁、高山城に仕えた武士の扶持人の家と古地図にもある小さな町屋をリノベーションして生まれた。町屋には珍しい内外2箇所のテラスと大きな半露天⾵呂が特徴。滞在する上で、内と外との繋がりが重要であると考える「すみや」は、どの施設も共通して自然を取りこむことを意識している。
露天風呂から続くのは、町屋でありながらも開放的なプライベートテラス。苔生した石積みを臨みながら、共に過ごす仲間とグラスを片手に語らうもよし。湯上がりにバスローブのまま、ソファでごろんとまどろむもよし。
かつて高山城のお堀の役目をした江名子川に面するテラスは、春には満開の桜を臨むお花見の特等席に。せせらぎと行き交う町の人々の声を聴きながら、ライブラリーから選んだ本を片手にのんびりと過ごしてみるのもよいだろう。
しつらいでおもてなしを
すみやでは対面の接客はなく、「しつらいでおもてなしを」をコンセプトに、季節ごとのしつらいにおもてなしの気持ちを込めて利用客を出迎えている。教会のアンティーク扉や欧州のダイニングテーブル、そして同じく欧州アンティークのキュリオケースには、あえて和骨董の皿などをしつらえている。朝食は地元食材にこだわった握りたてのおむすびを、スタッフ自ら客室へ”そっと”届ける。内容は7種類の中からお一人につき3種を選べるおむすびと、飛騨高山の老舗店の味噌を数種類ブレンドして使られたお味噌汁、飛騨の郷土料理を盛り合わせた「在郷盛り(ざいごもり)」。
町とのつながりを感じて
岐阜の主要観光スポットである古い町並みまで徒歩約3分、日本三大朝市の一つである毎日「宮川朝市」までも徒歩3分という立地も「すみや葉隠れ」の魅力の一つ。チェックイン後は徒歩圏内に7蔵ある酒蔵を巡って地酒を試飲し、朝食のあとは朝市のおばさまたちの飛騨ことばを聞きながら、お土産を探すなど、町を楽しむアクティビティも豊富だ。
「すみや 葉隠れ」施設概要
オープン | 2023年2月10日 |
住所 | 岐阜県高山市下一之町165 |
階数 | 地上2階 |
宿泊人数 | 最大5名 |
館内設備 | キッチン/ リビング / ダイニング / 和室 / 半露天風呂/シャワー室/テラス(内外2ヶ所) |
公式サイト | https://bit.ly/3lheiQo |
別棟 | すみや 青花、すみや落水邸 |