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戦後80年のいま、キャパの作品が問いかけるもの

ロバート・キャパ 戦争」が東京都写真美術館で2025年3月15日(土)から5月11日(日)まで開催中。20世紀が生んだ偉大な写真家のひとり、ロバート・キャパは、優れた「時代の証言者」として数々の戦場に立ち会い、悲惨な現場と巻き込まれる人びとの苦しみに苦闘しながら、写真に遺した。「戦争に勝者はいない。負けるのはいつも民衆だ」。戦争をする理由や登場人物は変わっても、人間の苦しみ、破壊、死という現実は変わらない。ロシアによるウクライナ軍事侵攻やパレスチナやレバノンとイスラエル等の地域における紛争など、戦後80年を迎えた今もなお争いが絶えないこの世界の現状に、キャパの作品が私たちに問いかける。

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崩れ落ちる共和国側の兵士、コルドバ前線、スペイン、1936年

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マラガからの避難民、スペイン、1937年

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シャール・アーリア移民一時収容所の子ども、イスラエル、1950年

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パリ解放を祝う人びと、フランス、1944年

展覧会関連イベントとして、報道写真家・宮嶋茂樹を迎えたトークイベントが4月26日(土)14:00~15:30に予定されている。また、キャパが報じた全戦線から精選した写真約140点と50ページを超える充実した資料、そして作家・沢木耕太郎ほか寄稿文を収載した、不世出の写真家の巨歩を辿る決定版写真集『ロバート・キャパ 戦争』も発売中。

ロバート・キャパ(1913 - 1954)

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1951年パリにて

1913年ハンガリーのブダペスト⽣まれたロバート・キャパ(本名アンドレ・フリードマン)。報道写真家として1930年代から死去までの20年余に世界各地の戦場を駆け巡り、臨場感あふれる作品を数多く残した。とくにスペイン内戦での《崩れ落ちる兵⼠》や、ノルマンディー上陸作戦に同⾏して撮影した《D デー》は報道写真の歴史に残る傑作。1947年にはアンリ・カルティエ゠ブレッソンやデヴィッド・シーモアらとともに国際写真家集団「マグナム・フォト」を結成した。1954年に来⽇し、東京や奈良、⼤阪など訪れた後、第⼀次インドシナ戦争の取材に向かい、撮影中に地雷に触れ、40年の⽣涯を閉じた。

「ロバート・キャパ 戦争」開催概要

会期2025年3月15日(土)~5月11日(日)
時間10:00~18:00
会場東京都写真美術館 地下1階展示室
休館日毎週月曜日(ただし5月5日(月・祝)は開館、5月7日(水)は休館)
URLhttps://tinyurl.com/448au59r