Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.

伝統的な技術を転用した新しいデザインの取り組みが高評価

富山市内にある「タリーズコーヒー おとぎの森公園店」のインテリアデザインが「富山アートディレクターズクラブ」による2025年デザイン審査会で準グランプリを受賞した。伝統工芸・産業の産地である富山県高岡市の製造メーカーや職人協力のもと、「廃材を利用した伝統工芸アートウォール」や「マグカップ型ライト」ほか、伝統的な技術を転用した新しいデザインの取り組みが高評価を受けた。本店舗のインテリアデザインはデザインスタジオROLEが手がけている。

adf-web-magazine-toyama-tullys-1

タリーズコーヒー おとぎの森公園店

adf-web-magazine-toyama-tullys-2

本店舗はタリーズコーヒーとして北陸初の公園内、ドライブスルー併設店舗として2025年4月にオープン。「ベビーファーストプロジェクト」に取り組む店舗として、絵本の設置、ミルクのお湯提供なども行っている。

端材を用いたアートパネル

adf-web-magazine-toyama-tullys-3

アートパネルは翔南産業が協力、レーザー加工で出たアルミ・真鍮・銅板の端材を再利用し、伝統工芸着色を用いて組み合わせて制作。着色は金属の腐食や変色を自在に操り、様々な色をつくる伝統着色擬術の職人、モメンタムファクトリー・Oriiが担当。資源を職人とのコラボレーションでアップサイクルした美しい循環デザインが仕上がった。

ミルクのように混ざり合った金属のカップライト

adf-web-magazine-toyama-tullys-6

嶋モデリングと般若鋳造所の協力により、異なる2種の金属を同時に型へ流し込む「ふきわけ鋳造」技術を用いたペンダントライト。タリーズコーヒーのマグカップをモデルに3種制作。着色・仕上げはモメンタムファクトリーOrii。型の中で曖昧な境界で混ざりあう、偶然出来上がったミルクのような表情は唯一無二の模様となった。

壁を美しく照らすウォールライト

adf-web-magazine-toyama-tullys-7

光を電球内で反射させることで壁面を光で飾るライト。漆芸吉川による漆芸技術を用いたランダムなテクスチャーが映える、金箔・銀箔・白檀の3種類を制作。

adf-web-magazine-toyama-tullys-8

ビビットな金属着色のルームサイン

金属を薬品で反応させる着色技術でサインを制作。タリーズコーヒーのロゴマークをモデルにカラーマッチングした。着色はモメンタムファクトリーOrii、立ち上げサイン制作は富山プレートが担当。

手触りも愉しめるドアハンドル

adf-web-magazine-toyama-tullys-11

お手洗いのドアハンドルは高岡のFUTAGAMIが鋳物技術で制作。あえて磨きをかけずに鋳造時の表情を残した「鋳肌」の質感と経年変化を楽しめる。

手で触れて、表情を育てるマグネット

adf-web-magazine-toyama-tullys-13

鋳造で制作した真鍮・ブロンズ製のマグネット。鏡面仕上げやサンドブラスト他、異なる仕上げそれぞれの手触りや経年変化の違いが楽しいウォールアクセサリーとなっている。佐野政製作所が手がけた。

富山ADC2025 審査会

adf-web-magazine-toyama-tullys-14

2024年審査会会場

富山アートディレクターズクラブが主催。1年間(2024年4月13日から2025年6月13日まで)に発表、使用、掲載されたデザイン制作の仕事で、県内在住のクリエイターが出品可能な審査会。発足約30年の同クラブはローカルのADCでは最も歴史が長い組織。

タリーズコーヒー おとぎの森公園店

所在地富山県高岡市佐野1365-1
URLhttps://tinyurl.com/4bz2r9bt