山口情報芸術センター主催「スポーツ共創実験スタジアム2021」と「未来の山口の運動会」が開催
山口情報芸術センター[YCAM]は、新しいスポーツを複数人の協働により開発する「スポーツ共創」の手法や、その応用について、身体を動かしながら学ぶ4日間の合宿形式のイベント「YCAMスポーツ共創実験スタジアム2021」と、そこで生まれたスポーツ種目を実施する運動会形式のイベント「第6回 未来の山口の運動会」を開催する。合宿イベントは、2021年5月2日(日)から5日(水・祝)まで、運動会は2021年5月4日に実施する。
「YCAMスポーツ共創実験スタジアム2021」では、参加者がイベントを企画する立場になって、スポーツ共創の要素を取り入れたイベントの運営に必要な要素を学びながら、イベント参加後に自身のコミュニティで実現したいアイデアを練り上げていく。この過程で、従来開催していた「YCAMスポーツハッカソン」のように、運動会種目の開発と、運動会の設計を体験する。「第6回 未来の山口の運動会」では、前日に開発されたばかりの競技を実施するとともに、その模様をインターネットで配信する。
変わりゆくスポーツ観。スポーツは、つくれる。
オリンピック開催を目前に、スポーツと人々の関わりはますます多様化している。従来のスポーツを取り巻く「する」や「見る」といった行為に、新たに「つくる」という行為を加える「スポーツ共創」は、スポーツ人口の増加やスポーツそのものの可能性の広がりをもたらす概念として、今高い注目を集めている。YCAMでは2015年からスポーツに関する研究開発プロジェクト「YCAMスポーツ・リサーチ」の一環として、スポーツ共創に関する取り組みを継続的に実施。その代表的な例が、メディア・テクノロジーを駆使して新しい運動会種目を開発する「YCAMスポーツハッカソン」と、そこで生まれた種目を実際に実施する「未来の山口の運動会」。2020年には、スポーツ共創のより広範囲な応用法を模索する「スポーツ共創人材育成ワークショップ」を運動会協会と共同で開催。そして、今年は従来の「YCAMスポーツハッカソン」のコンセプトを発展させた、スポーツ共創に関する新しいイベント「YCAMスポーツ共創実験スタジアム2021」を実施する。
「YCAMスポーツ共創実験スタジアム2021」
「スポーツ共創」の手法や、その応用について、身体を動かしながら学ぶ4日間の合宿形式のイベント。参加者はイベントの企画者の立場で、各自が属するコミュニティでスポーツ共創の要素を盛り込んだイベントを実現すべく、その計画を練り上げていく。その過程で、従来の「YCAMスポーツハッカソン」で実施した、運動会種目の開発と運動会の設計をおこない、ここで生まれた競技は会期中に開催する「第6回 未来の山口の運動会」で実際に競技する。今回は「YCAMスポーツ共創実験スタジアム2021」の参加者が運動会を実施している様子をYouTube Liveで生配信する。
今年のイベントは、2023年度に山口で実施する大型スポーツイベントのキックオフに相当する。今回のイベント参加者のうち、山口でスポーツ共創に関する取り組みを継続できる人々とともに、2年間かけてリサーチを進めていく。この過程で、スポーツに留まらないさまざまな領域へとスポーツ共創の輪を広げていく。
「YCAMスポーツ共創実験スタジアム2021」開催概要
会期 | 2021年5月2日(日)~5日(水・祝) ※4日間通し |
会場 | 山口市中央公園、山口情報芸術センター[YCAM]スタジオB |
講師 | 西翼、犬飼博士、運動会協会、運動会屋、YCAMインターラボ |
参加費 | 無料 ※要申込(応募締切 4月11日) |
定員 | 30名(選考あり) |
対象 | 15歳以上(未成年者は保護者の許可が必要) |
申込 | www.ycam.jp |