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ラボ・スタジオ・オフィスの3つの機能 図書館について議論するための施設

​日本出版販売の子会社である ひらくは、図書館総合研究所との共創事業として、2022年11月30日(水)に図書館の研究・発信を行う施設「超図書館総合研究所」を設立し、施設紹介の動画を配信する。「超研」は約50坪のオフィスフロアを改装しており、ラボ・スタジオ・オフィスの3つの機能を有し、図書館について議論するための設備を有した施設。全体に大きく広がるビッグテーブルが象徴的で、テーブルを囲むことで所属や勤務先の垣根を越え、共創を推進することができる空間となっている。adf-web-magazine-super-library-research-institute-1

設立の背景

ひらくと図書館総研は2021年より共創を開始し、図書館や本のある場の価値を再考しながらさまざまなプロジェクトを実施。その背景にある想いはシンプルで、それぞれ豊かな生活の定義は異なるが、生活の近くに図書館があると暮らしがよくなっていくはず。そしてそのためには図書館の考え方・空間・あり方を更新する必要があると考えた。共創によるプロジェクトの一環として、2021年冬からは多様なゲストを招いたトークシリーズ「図書館について語るときに我々の語ること」を開始。1年間で8名のゲストを招聘し、対談や関連記事は今後書籍化なども進めていく。また、図書館イベントのパッケージ「Library Book Circus」を、2021年7月と2022年5月に実施。那須塩原市図書館みるるでの開催では開館以後最高来場者数を更新するなど、たくさんの人が体験。来年以降、複数会場から開催依頼があるなど、全国からの注目を集めている。そして共創開始から1年、いよいよ常設施設として「超研」を立ち上げることとなった。adf-web-magazine-super-library-research-institute-2

超研施設

ラボ

トークイベントや交流会を実施するスペース。壁面は本棚で囲まれており、現在はひらくと図書館総研による「わたしを形作った本たち」をテーマに選書した本が並ぶ。

スタジオ

ラボで実施するトークや講演を、録音・編集・配信できるスタジオ機能。今後定期的な配信コンテンツを実施していく。

オフィス

フリーアドレスで執務が可能なスペース。3Dプリンターやレーザー加工機も設置し、昨今図書館で求められているモノづくり要素も体験することができる。adf-web-magazine-super-library-research-institute-4adf-web-magazine-super-library-research-institute-5

adf-web-magazine-super-library-research-institute-6「超研」を象徴するビジュアルは、アーティスト・木下ようすけが手掛ける。これからの図書館や本の多様な可能性を探る作品となり、原画は超研に常設展示する。