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インテリアデザイナー 喜多俊之がデザインしたFlexcarbon® chair「CALLU」ミラノデザインウィークでお披露目

日本において70年余りの歴史を有するインテリア及びファッションテキスタイルメーカーとして国際的に知られるサンコロナ小田より、新製品Flexcarbon® chair「CALLU」が2023年4月18日(火)イタリア・ミラノで開催される「ミラノデザインウィーク」フォーリサローネにて発表される。炭素繊維複合材料を活用したインテリアチェア「CALLU」は、世界的に著名なインテリアデザイナー 喜多俊之がデザイン監修を手掛けている。「NEW MATERIAL FOR CREATIVITY」のコンセプトのもと、サステナブルなマテリアルとクリエイティブが融合した未来のものづくりを予感させるデザインが完成している。

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Flexcarbon® chair「CALLU」size:W468×D500×H780(mm) SH440(mm)

自然の中で暮らす喜び、美しい大地、植物など、私達は数万年この地球の自然の中で生き続けてきました。日々の暮らし、生活の喜びを目標に好奇心と優しさの中、今、更にサスティナブルを大切にしようとしています。それを支える自然の力と創造性の力を加え、素材の特性による丈夫さと軽さを備えたFlexcarbon® が日本において誕生。多方面への活用が期待される中、クリエイティブと持続可能なマテリアルの結びつきが、より一層注目され、次世代の市場の要求を満たす素材として、今と未来のものづくりに向けデビューします。

―喜多俊之

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喜多俊之による手書きスケッチ

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「CALLU」ロゴ

革新的な新素材Flexcarbon®について

サンコロナ小田は、日本において70 年余りの歴史を有するインテリア及びファッションテキスタイルメーカーとして国際的に知られている。F1や航空機などの特殊な用途に軽くて強い夢の材料として使用されてきた炭素繊維複合材料(CFRP)を、もっと身近に使える材料にするため開発を続けてきた。そして、糸加工技術から超軽量で成形自在の革新的な炭素繊維複合材料(Flexcarbon®)を開発した。炭素繊維複合材料Flexcarbon®で最初に大きな反響を呼んだのが、アシックスと共同で開発した陸上短距離用のピン無なしシューズ「METASPRINT™」のFlexcarbon®製のソール。陸上選手が着用したことでも大きな話題となり、世界最大級の複合材の展示会「JEC Composites Innovation Awards2020」のスポーツ&ヘルスケア部門で、最優秀賞を受賞した。

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METASPRINT™のFlexcarbon® 製ソール

従来のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)は、炭素繊維に樹脂を均質に含浸させることが難しく、成形性の面からみても形状の制限や品質面でも、製品の量産化に多くの課題があった。Flexcarbon®はその課題を克服、複雑な形状のものも『CALLU』チェアのように金型を作ればプレス加工が可能である。また、量産体制も整ってきていることから、コスト面でも当初のような高価な素材ではなく、手が届く価格帯に近づいている。また、Flexcarbon®チェアの製造工程では極めて薄く短いテープ状の素材を、必要な形に合わせてテープ素材を散布・積層するため、広いシートから形を切り出す時のような端材が出ず、よりサスティナブルなものづくりができる。熱可塑性のFlexcarbon®が持つ更なる可能性は、製品ライフが終った後、回収し熱を加えることで何度でもリサイクルが出来る点にある。

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CALLU 製造風景

喜多俊之がデザインした新製品Flexcarbon®製のチェア 『CALLU』は、サスティナブルなコンセプトで、それに伴う新しいスタイルを象徴するアイテムである。

喜多俊之 プロフィール

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喜多俊之は、1969年よりイタリアと日本でデザインの制作活動を始める。家具、家電、ロボット、家庭日用品に至るまでのデザインで、イタリアやドイツ、北欧、日本のメーカーから多くのヒット製品を生む。作品はニューヨーク近代美術館、パリ・ポンピドゥーセンターなど、世界のミュージアムに永久収蔵されている。シンガポール、タイ、中国においてデザイン活性化の政府顧問を務める。