44カ国、140のプロジェクトから選ばれた受賞プロジェクト
循環型経済をデザインするプロジェクトやアイデアを世界から募集するアワード「crQlr Awards (サーキュラー・アワード)2023」(主催:FabCafe Global、ロフトワーク)が受賞プロジェクト28点を発表した。「crQlr Awards」は、「直線型ではなく循環型の評価を行う」、「名声ではなく、行動のためのアワード」、「グローバル視点を獲得できる」の3つの理念を掲げ、循環型経済の実現を目指す⼤規模なプロジェクトから計画中のアイデア、活動、アート作品など幅広く募集している。回を重ねるごとに世界中へと広がり、3回目の開催となる2023年は過去最多の参加国数を更新し、44カ国、140のプロジェクトが集まった。
応募プロジェクトは「クリエイティブであるか?サーキュラーエコノミーへの洞察があるか? -For People」「資源循環だけでなく、環境に対してポジティブな影響を与えられているか?-For Planet」「循環型経済を目指す社会、企業の課題に対し、解決策を示しているか?-For Profit」との3つの審査ポイントのもと、審査員個々の視点を反映し総合的な評価のもと選出している。
審査員には、2度目の参加となるデンマークのイノベーションラボ「SPACE10」の共同創業者のGuillaume Charny-Brunetをはじめ、東日本旅客鉄道株式会社イノベーション戦略本部デジタルビジネスユニットマネージャー 入江洋、建築家 成瀬友梨ら、イノベーション、デザイン、AI、アート、モビリティ、建築、コミュニティ、テクノロジー、バイオなど、多様な分野で実績を持つプロフェッショナル8名が参加。さらに世界に拠点を持つFabCafe Globalから2名が加わり、マテリアル、製品とサービス、アート、教育、まちづくり、仕組みという6つの観点からサーキュラーなアイデア・プロジェクトを選出した。選ばれたプロジェクトには、審査員から贈られる独自の賞と評価コメントをはじめ、事務局発行の認定ロゴが授与される。
2024年3月には、受賞プロジェクトの展示イベント「crQlr Awards Exhibition」がFabCafe Tokyoで開催される。イベントでは展示のほか受賞者や審査員を招いてのクロストークなど、受賞プロジェクトを通してサーキュラー・デザインをより身近に感じられるプログラムを展開予定。詳細は2024年2月上旬までにFabCafe公式サイトにて告知される。
審査員
認定ロゴ
審査員がそれぞれの視点で選出したプロジェクトには独自の賞と評価コメントが贈られ、事務局が発行する認定ロゴが授与される。認定ロゴは、企業の取り組みをより広く周知するためのプレスリリースをはじめコーポレートサイトや印刷物など、広報ツールとして幅広く活用できる。
特別賞 「FabCafe Global Prize」受賞の3プロジェクト
crQlr Awards
crQlr Awards (サーキュラー・アワード)は、循環型社会を目指す世界中のプレイヤーたちを集めてつなぎ、活動を後押しするグローバルアワード。サーキュラー・デザインを実践するプロダクト、サービス、アート、教育、システムデザイン、都市計画など、幅広いプロジェクトがアワードに集まる。国や産業を超えたコラボレーション通じて社会的・ビジネス的規範に挑戦し、レジリエントで公平でリジェラティブな未来の実現を目指している。