東京大学教養学部で開講しているアクティブラーニング型授業「ブランドデザインスタジオ」の拡大企画
博報堂の共創型コンサルティングチーム「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」は、東京大学教養学部教養教育高度化機構と共に、今年で10回目を迎える大学生のためのブランドデザインコンテスト「BranCo!(ブランコ)2022」を開催する。「BranCo!」は、博報堂ブランド・イノベーションデザインが専門とする“ブランドデザイン”や“イノベーションデザイン”の重要性や魅力を学生に伝えることを目的に発足した学習形式のコンテスト。文系、理系、美術系など学部を問わず様々な分野を学ぶ学生が、緻密で論理的な分析力、大胆な発想力、人を動かすデザイン力といった「アイデアの総合力」を競い合う。東京大学教養学部で開講しているアクティブラーニング型授業「ブランドデザインスタジオ」の拡大企画として2012年に開始し、これまで150を超える大学から延べ5,904名もの学生が参加している。
コンテストでは、1チーム3~6名の学生が協力して、課題となるテーマについて様々な視点から調べ、その本質を考え抜き、魅力的な商品やサービスブランドのアイデアを作りだす。参加学生はコンテストを通じ、博報堂ブランド・イノベーションデザインが持つ「共創」の考え方や、昨今のビジネストレンドでもある「デザイン思考」のプロセスなど、企画に必要な実践的な知識を学び、あらゆる商品・サービス開発の基本プロセスとなる「調べる」「考える」「つくる」といった力を高め、「正解のない問い」にチームで挑むことの難しさと面白さを体験することができる。「普通」をテーマに実施した2020年度は、137大学1,118名の学生が参加し、最終プレゼンでは非常にレベルの高い戦いが繰り広げられた。
2021年度のテーマは「自由」。身体の自由、精神の自由、表現の自由、信教の自由、学問の自由、職業選択の自由、移動の自由など、「自由」は人の尊厳と幸福の根本を支えるものとして、長年にわたり多くの人に語られ、求められ、守られてきたもの。また、コロナ禍によって、様々な場面で制限を余儀なくされたものでもある。普遍的であると同時に今日的な「自由」という言葉を、自分自身の体験や生活の些細な1シーンから探究しながら、世の中をより良くする「新しいブランド(商品やサービス)のアイデア」を生み出すことが求められる。
BranCo!2022 開催概要
参加対象 | 4年制以上の大学生(6年制の医学部・薬学部含む)、大学院生、短期大学生、高等専門学校生(4~5年生のみ) |
テーマ | 「自由」に関する新しいブランドをデザインする |
URL | https://branco.h-branddesign.com/ |