「本気の南ブルゴーニュ」と題し、フランス ブルゴーニュ南部の注目の2産地であるマコネとボージョレを特集
美術出版社は『Winart(ワイナート)』2024年冬号(115号)を2023年12月5日(火)に発売。巻頭のフランス 南ブルゴーニュ特集では、白ワインの一大産地「マコネ」と、ボージョレ・ヌーヴォーでおなじみの「ボージョレ」をフォーカス。いま、両産地が注目を集めるその理由とは? その他、参加ワイナリー数が過去最多となった「日本ワインコンクール2023」より、金賞を受賞した28ワインを紹介する。
特集 フランス・マコネ&ボージョレ「本気の南ブルゴーニュ」
ブルゴーニュの南に位置し、白ワインの一大産地「マコネ」と、11月第3木曜日にあたる16日に解禁となったボージョレ・ヌーヴォーでその名を知られる「ボージョレ」。ブルゴーニュの中心地であるコート・ドールにて、偉大なる白ワインを生み出す品種、シャルドネ。マコネも同じくシャルドネから造られる白ワインの産地であるものの、かつて質より量が重んじられた時代もあり、産地としての評価はあまり高くなかった。しかし、現在は志の高い造り手が増え品質が向上。またコート・ドールのブドウの価格高騰もあり、コート・ドールの生産者からも熱い視線を浴びている産地となる。
一方、ボージョレは日本ではとかくボージョレ・ヌーヴォーばかりがクローズアップされ、お祭りワインのように捉えられ、その本質をきちんと理解されてこなかった。おもに栽培されている品種はガメイ。造られるワインは早飲みの軽くてフルーティな味わいをイメージしがちであるが、長期熟成にも耐えうる人気を集めている品種となる。
今特集では、この両産地から注目の12生産者を紹介。地元のワインショップいちおしのワインや、おすすめレストラン情報のほか、話題のプルミエ・クリュ昇格に関して、プイィ・フュイッセ生産者連合会長の特別インタビュー記事も掲載している。
内容
マコネ編
- ・マコネで探し当てる白ワイン銘醸家の原石
- ・注目の4生産者:ドメーヌ・フランツ・シャニョロー / ドメーヌ・ジャック・ソメーズ / シャトー・デ・ロンテ / ドミニク・コルナン
- ・特別インタビュー:生産者連合会長に聞くプイィ・フュイッセのプルミエ・クリュ
- ・レストラン & ワインショップ:ラ・ダーマ / ミレジム・マコン
ボージョレ編
- ・テロワールを映し出す真のボージョレに出逢う
- ・注目の8生産者:ドメーヌ・ヨアン・ラルディ / ジャン・マルク・ビュルゴー / ドメーヌ・アントワーヌ・スニエ / ドメーヌ・ロシェット / シャトー・ティヴァン / ドメーヌ・デ・マラン / ジャン・エティエンヌ・シェルメット / ドメーヌ・デ・テール・ドレ
- ・コラム:ボージョレは熟成しないのか
- ・レストラン & ワインショップ:ジョセフィーヌ・ア・ターブル / ル・プロムノワール・デ・ヴァン
- ・マコネ & ボージョレ取材先生産者のワイン試飲コメント65本
特別記事「日本ワインコンクール2023」
今年で19回目を迎える「日本ワインコンクール2023」。全国から過去最多となる123軒のワイナリーが参加し、昨年とほぼ同数の709点のワインがエントリー、このうち28点が金賞を受賞。本記事では、今年度の結果の分析、全金賞受賞28ワインの紹介、ほか金賞受賞数が多かった2ワイナリーに関して、その背景を生産者への取材から探る。
雑誌『Winart(ワイナート)』
1998年12月創刊のワイン専門誌。食やお酒にこだわる本格指向の人々へ、ワインを中心とした豊かなライフスタイルを提案。定評のある美しく洗練されたビジュアルで、“ワインのいま”を知る、旬な情報を発信している。
『Winart(ワイナート)』2024年冬号雑誌情報
発売 | 2023年12月5日(火) |
価格 | 1,800 円 |
仕様 | 168ページ、 A4 |
定期購読 | https://tinyurl.com/2p86sa97 |
購入 | https://tinyurl.com/bdh9awec |