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大型作品《涅槃像》を中心とした展覧会

山梨県北杜市のGASBON METABOLISMはアーティストUSUGROWによる個展「踊る線、祈る線」を2026年3月6日から開催する。本展ではこれまでGASBON METABOLISMで展示され、多くの来場者に強い印象を残してきた大型作品《涅槃像》を中心に構成する。アーカイブ作品から未発表のライブペインティング作品まで、過去の作品を再構成し展開する展覧会となる。

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《涅槃像》展示風景 / 撮影: 岡口巽

USUGROWはドローイングやカリグラフィを軸に、ストリートカルチャーと密接に結びついた表現を長年にわたり展開してきたアーティストである。1990年代初頭、アンダーグラウンド・ミュージックシーンで活動を開始し、音楽、スケートボード、アパレルなど多様なカルチャーと横断的に関わりながら独自の制作姿勢を築いてきた。

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展示風景/撮影: 岡口巽

その制作の根底にあるのはDIY(Do It Yourself)の精神である。既存の制度や文脈に依拠するのではなく、自らの生活や環境と折り合いをつけながら制作を続ける姿勢は作品の在り方にも反映されている。細密な点描によるドローイング、無国籍的な書体によるカリグラフィ、そして墨や線によるミニマルな表現は、ストリート由来の衝動と静かな精神性を内包している。adf-web-magazin-gasbon-1

本展の中心となる《涅槃像》は、2024年4月にGASBON METABOLISMでの滞在制作を通して制作された約3m×5mの大型作品である。これまで象徴的に展示されてきたこの作品を起点とし、アーカイブ作品から未発表のライブペインティング作品までを再構成し展開する。研ぎ澄まされた線と静かに横たわる涅槃像に向き合う展示となる。USUGROWの描く緊張感のある線と余白、反復の行為が持つ時間性や身体感覚によって成り立つ作品群は、制作の痕跡や思考のプロセスを内包した「行為の記録」として空間に存在する。更新され続けている表現を現在の視点から見つめ直す展覧会となる。

USUGROW プロフィール

音楽シーンのフライヤー制作からアーティスト活動を開始。イラストレーション、カリグラフィ、ペインティング、ミューラルなど手法や媒体を横断して制作活動を展開する。身辺の事象を線と点によって視覚に翻訳する表現を行っている。adf-web-magazin-gasbon-4

USUGROW 個展「踊る線、祈る線」開催概要

会期2026年3月6日 – 終了日未定
時間11:00 – 17:00
会場GASBON METABOLISM
URLhttps://gasbook.net