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日常の中に生まれる感情の機微を毒っけのあるポップな作風で表現

ビジュアルアーティスト・nico ito個展「Soft Panic」がギャラリー月極で2025年6月7日（土）から6月29日（日）まで開催される。タイトルには、nico itoが「日常の中で感じている小さな違和感やモヤモヤをなるべくキャッチーな言葉で表現したい」という思いが込められている。

nico itoは2019年に武蔵野美術大学・空間演出デザイン学科を卒業した後、2020年から本格的な活動をスタート。現在はアーティストとして数々のブランドやカンパニーと協業している。2022年にはGUCCIのバッグ「gucci bamboo 1947」の発売時に展開されたデジタルプロジェクトに日本人唯一のアーティストとして参加し、バンブーハンドルバッグを題材としたイラスト作品の提供を行った。作品は非現実的で幻想的なデジタルアートを表現し、不思議な不気味さを伴った作風と独特の世界観を持つ。デジタルで描かれたような立体的な質感の中に、筆跡やレトロな絵本風の構図を落とし込み、アナログ感のあるノスタルジックな表現を展開している。