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1960年代から約60年間、常に変貌と挑戦を繰り返してきた

横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」展がグッチ銀座ギャラリーで2025年4月23日(水)から8月24日(日)まで開催される。本展のテーマである「未完」とは、芸術の創造性は完成された瞬間よりもむしろ未完成であることにこそ宿るという、横尾が一貫して掲げてきた美学に基づいている。美術評論家の南雄介がキュレーションを手がけ、「旅」を想起させるテーマを描いた横尾作品を中心に、今回初公開となる自画像や家族の肖像など最新作6点を含めた約30点の作品が展示される。入場は無料で、専用アプリより事前予約制。

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Courtesy of Gucci ©Tadanori Yokoo

本展のために特別に解放された屋上スペースでは、1970年の大阪万博で大きな話題を呼んだ横尾による、「未完」のイメージをシンボリックに提示した真っ赤な足場のインスタレーションを再現した作品もダイナミックに展開される。また、会期の重なる2025年4月26日(土)から6月22日(日)まで、世田谷美術館で「横尾忠則 連画の河」も開催される。

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Courtesy of Gucci ©Tadanori Yokoo

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Courtesy of Gucci ©Tadanori Yokoo

横尾忠則

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Courtesy of Gucci

現代美術家。1936年兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ・ベネチア・サンパウロの世界3大ビエンナーレに招待出品。アムステルダムのステデリック美術館、ハンブルグ工芸美術館、パリのカルティエ財団現代美術館、東京都現代美術館、東京国立博物館など世界各国の美術館で多数の個展を開催。2012年神戸に横尾忠則現代美術館が開館。2013年香川県豊島に豊島横尾館が開館。2000年ニューヨークアートディレクターズクラブ殿堂入り。2015年高松宮殿下記念世界文化賞受賞。2023年文化功労者、日本芸術院会員。作品はメトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、大英博物館、ポンピドゥ・センター・メス、ウフィツィ美術館など世界各国の主要美術館に収蔵されている。2026年春にイギリスのThames & Hudsonより500ページの作品集が世界発売される。

「横尾忠則 未完の自画像 - 私への旅」開催概要

会期2025年4月23日(水)~8月24日(日)
時間11:00~20:00(最終入場 19:30)
会場グッチ銀座ギャラリー
URLhttps://tinyurl.com/mvz9a7zx