京都市京セラ美術館にて「ナイト・ウィズ・アート2020」開催
京都市京セラ美術館では、2020年10月3日(土)に京都市京セラ美術館内で開催中の展覧会を夜間開館する他、様々なアートやコンサート、パフォーマンス等による「ナイト・ウィズ・アート2020」を開催する。京都市が姉妹都市であるパリ市との友好関係を深めるため、市内各地で開催している、現代アートを無料で楽しめるイベント「ニュイ・ブランシュ KYOTO 2020~パリ白夜祭への架け橋~―現代アートと過ごす夜―」の一環。
「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」は、京都を含む世界の各都市で開催されるアートやコンサート等を楽しむ夜の文化イベント。パリ市で毎年10月の夜に開催されている「ニュイ・ブランシュ」に合わせて毎年開催しているもので、10回目となる今年は「フロー(流れ)」をテーマに、京都市京セラ美術館の他全40会場で開催する。
京都市京セラ美術館では、開催中の展覧会を夜間開館することに加え、様々なアートやコンサート、パフォーマンス等による「ナイト・ウィズ・アート2020」を開催する。
展覧会及び関連イベント
開催中の展覧会は、22:00まで夜間開館。また、10月3日には関連イベントも開催。
展覧会|本館「コレクションルーム:秋期」会期:9/26〜11/29 観覧には有料チケットが必要
展覧会|東山キューブ「杉本博司 瑠璃の浄土」会期:5/26〜10/4 観覧には有料チケットが必要
展覧会|ザ・トライアングル「木村翔馬:水中スペック」会期:9/19〜11/29 料金:無料
田中泯「場踊り」10/3 16:00〜17:00 会場:日本庭園(荒天時中止)
定員70名 要予約 料金:無料
「杉本博司 瑠璃の浄土」展 にあわせて、《硝子の茶室 聞鳥庵》 が日本庭園に展示される。これを機に田中泯が《硝子の茶室 聞鳥庵》と日本庭園で “場踊り” を行う。日常に存在するあらゆる場に、固有の踊りを即興で踊る田中泯の “場踊り” と、日本初公開となる杉本博司の《硝子の茶室 聞鳥庵》*の共演によって、当館の日本庭園に「その時にしかない場と時間」が歴然と立ち現れる。*2021年1月31日まで展示
木村翔馬「透明の上に描く」10/3 15:00頃〜18:00頃 会場:北西エントランス 料金:無料
ドローイングや油彩画、VR、3DCGによって独自の絵画世界をつくりあげる木村翔馬。今回、北西エントランスの透明な窓ガラスにライブペインティングを行い、完成作はザ・トライアングルの会期末まで展示される。
「ナイト・ウィズ・アート2020」限定プログラム
「音楽」「アート」「パフォーマンス」 による10月3日限定のスペシャルイベントを開催。
音楽
オオルタイチ × mama!milk × 京都市交響楽団 10/3 ①15:00〜、②19:00〜(各回40分を予定) 会場:京セラスクエア 料金:無料
京都にゆかりのあるアーティストのスペシャルセッション。訪れる人々に憩いの時間を。※雨天の場合は本館「光の広間」で開催。その際は前日に美術館ウェブサイト等で告知。
アート
鈴木康広「空気の消息」 10/3 10:00〜23:00 会場:京セラスクエア、本館2階 南展示室 料金:無料
日常の見慣れた事象を独自の「見立て」によって捉え直し、公共空間などでこどもから大人まで誰もが身近に楽しめるアートを制作する鈴木康広。その代表作、全長25mの巨大な作品《空気の人》を中心に、様々な作品を展示。※なお、京セラスクエアに展示する《空気の人》は、当日の天候により予告なく中止の可能性あり※本館2階南展示室の展示は22:00まで
高橋匡太ワークショップ「Open My Color Project」市民作品発表 10/3 18:00〜18:30 会場:本館外観 料金:無料
京都市京セラ美術館の夜のシーンをつくる、本館のライトアップ。オリジナルライトアップのデザインを考えるワークショップに参加した、老若男女の市民デザイナーが「Open My Color」をテーマに考案したカラーリングが、髙橋匡太の手により本館建築に映し出される。美術館の所蔵品や京都の自然などをモチーフにした、個性豊かな表現が登場する。
パフォーマンス
mimacul「孤独な散歩者の白夜」 10/3 昼の部 13:00~ 夜の部 20:00~ 会場:美術館敷地内各所(各回40〜60分程度)料金:無料 要予約(京都いつでもコール)
【昼の部】13:00-, 13:10-, 13:20-, 13:30, 13:40-, 13:50-, 14:00- 各回定員6人
【夜の部】20:00-, 20:10-, 20:20-, 20:30, 20:40-, 20:50-, 21:00- 各回定員6人
増田美佳の個人ユニットであるmimaculによるツアー形式のパフォーマンス。観客は増田によって紡ぎ出された物語と地図に従って、いくつかのスポットを巡る。自身の絵画モデルの経験を活かし、絵を描く人、描かれる人が織りなす物語を、当館の多層的な空間を舞台に繰り広げる。
「ニュイ・ブランシュ KYOTO 2020」アンスティチュ・フランセ主催プログラム
ニコラ・フロック「Productive Structures」9/29(火)〜10/11(日)会場:本館地下1F 多目的室 料金:無料
海底環境の観察をもとに、写真や彫刻等の手段で海中景観を表現した作品の数々を手がけるフランス人アーティスト、ニコラ・フロックの作品展。約10年前から世界各地で人工魚礁や海中の建造物の写真を撮影している彼の写真作品シリーズから、瀬戸内海で撮影された作品や、環境保全のための海洋探査船「タラ号」による太平洋プロジェクトへの乗船を経て制作された作品を紹介。

Nicolas Floc’h, Structures productives, récif artificiel,- 18 m, Kikaijima, Japon, Expédition Tara Pacific, 2017.
京都市京セラ美術館「ナイト・ウィズ・アート2020」概要
会期 | 2020年10月3日(土) 10:00〜23:00(作品や公演により異なる) |
会場 | 京都市京セラ美術館 全館(京セラスクエア、日本庭園を含む) |
参加方法 | 定員:展覧会1つにつき、30分ごとに100人 受付:予約専用サイト 予約専用電話 075-761-0239(10:00〜18:00) |