フラッグシップショップ「グッチ並木」にアーティスト四代田辺竹雲斎によるインスタレーションが登場
東京・銀座のフラッグシップショップ「グッチ並木」は、2022年4月29日に1周年を迎える。1周年を記念して、グッチを象徴するバンブーをテーマに、竹を用いた作品で国際的に注目を集めるアーティスト四代田辺竹雲斎とのコラボレーションを展開する。そのひとつとして、このたびショップの1 階と2階をつなぐ螺旋階段の空間に大胆なインスタレーションを公開した。
四代田辺竹雲斎の作品は、竹工芸の技術を受け継ぐ緻密な手作業を通じて、竹の美しさや強さ、建築的可能性を伝えるとともに、生命の循環と再生の物語も描き出す。グッチと四代田辺竹雲斎とのコラボレーションは、グッチがブランド創設100年を迎えた昨年夏、京都で開催した体験型エキシビション「グッチバンブーハウス」に続くものとなる。
今回、ショップの1 階と2階をつなぐ螺旋階段の空間に展開される大胆なインスタレーションは、伝統を表す黒竹と未来を表す白竹で編まれたダイナミックで有機的な複数の竹の構造体。重なり合いながら一つになって螺旋階段から天井へと広がり、伝統を守りつつ現代的な要素を取り入れて進化を続ける、グッチの未来への歩みを具現化している。
この度のインスタレーションでは、7日間にわたる創作過程も特別に一般公開される。グッチ並木での公開の後、インスタレーションに使用された竹は、ていねいに解かれ、新たな作品に生まれ変わる予定だ。
グッチ並木は、コンテンポラリーなアプローチでラグジュアリーファッションの定義を刷新するアレッサンドロ・ミケーレのクリエイティブ・ビジョンを体現する拠点として、1 階と2階で展開するショップ、3階の完全予約制のオーダーメイドサロン「Gucci Apartment」、ミシュランの3つ星に輝くシェフ、マッシモ・ボットゥーラとのコラボレーションによる4階のレストラン「グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウ」を含む4フロアにわたるスペース。このたびは、1周年を祝して、グッチの原点を象徴するバンブーハンドルを備えた〔グッチ バンブー 1947〕〔グッチ ダイアナ〕の限定カラーをはじめとしたスペシャルな限定アイテムを、ここグッチ並木でいち早く展開する。さらに、グッチ オステリア ダ マッシモ ボットゥーラ トウキョウでは、2022年4月29日から5月7日まで、ヘッドシェフ アントニオ・イアコヴィエッロによる竹をテーマにした特別な一皿を組み入れたディナーコースを用意している(要予約)。
四代田辺竹雲斎プロフィール
四代田辺竹雲斎、本名健雄は1973年、大阪府堺市に三代竹雲斎の次男として生まれる。幼少から竹に触れ、自然と竹を志すようになる。大阪市立工芸高校美術科を卒業後、 東京芸術大学美術学部彫刻科に進学。 在学中は黒竹を用い竹の彫刻を制作した。 卒業後、大分県別府市にある竹工芸訓練支援センターで2年間竹の編組、基礎技術を学ぶ。その後、実家である大阪府堺市に帰阪し、父三代竹雲斎のもと竹工芸を学ぶ。 2001年、アメリカ・フィラデルフィア美術館クラフトショーに招待出品した作品がフィラデルフィア美術館に買い上げされた後は、ボストン美術館・シアトル美術館・サンフランシスコアジア美術館・大英博物館・ギメ美術館等で展覧会を開催し、作品は美術館に所蔵されている。2012年内閣官房 国家戦略室より「世界で活躍し『日本』を発信する日本人プロジェクト」にて選出・表彰。内閣府派遣で フランス・パリ装飾美術館 アメリカ・NY MAD美術館でデモンストレーションを行う。2017年、四代田辺竹雲斎を襲名。日本伝統工芸展を中心に代々の技術・精神を受け継ぐ伝統的な作品を発表しながら大阪、東京等で個展やグループ展を開催する傍ら、竹によるインスタレーションや現代性の強い竹の立体作品を制作し、グローバルに発信を続けている。
グッチ並木 店舗情報
所在地 | 東京都中央区銀座6-6-12 |
営業時間 | 11:00-20:00 不定休 |
インスタレーション公開期間 | 4月27日(水)– 8月31日(水) |
創作過程の一般公開期間 | 2022年4月20日(水)–26日(火)11:00-12:00、13:00-19:00 |