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あなたの夢は私の夢 夢・時間・記憶を切り口とした作家5名をキュレーション

プロジェクト・プロダクション・コレクティブWATOWA GALLERYは、5名の作家により夢·時間·記憶をめぐるイメージを絵画、写真、インスタレーション、ビデオで具象化した「Depths of Dreams - 夢・時間・記憶」展を2023年3月12日(日)から3月26日(日)まで開催する。夢は古代は神などの超自然的な存在からのお告げと考えられたり、心理学の世界では潜在意識や抑圧された感情が夢となって現れるとも言われている。時間と空間がいくつも折り重なって浮かび上がる夢の舞台では、人々の過去や未来、現実と妄想、意識と潜在意識、様々な要素が複雑に混ざりあい作りあげられた物語が繰り広げられる。adf-web-magazine-depths-of-dreams-1

本展覧会は5名の作家による絵画、写真、インスタレーション、ビデオで構成され、夢・時間・記憶をめぐるイメージの具象化を提示。これらの作品を通じて、現代を生きる人々が持っている、さながら夢のような時間の主観性や客観性は何かを問うと同時に、夢であれ、日常生活であれ、自己や他者であれ、何を体験・記憶するのかだけではなく、いかに時空を越えて生きているのかという問いを投げかける。

出展作家プロフィール / 代表作品

因幡 都頼(Torai Inaba)

因幡 都頼は1988年北海道生まれ。2012年、武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業。近年主な個展に、「目他-ユニバース」(watowagallery / elephant STUDIO、2022)、「レスポワール 展」(スルガ台画廊、2020)、「12」(画廊くにまつ⻘山、2019)、「因幡都頼個展 - 無声 - 」(コートギャ ラリー国立、2017)、「ここにない堤防」(コートギャラリー国立、2016)など。公募展に2022年「第25回 岡本太郎現代芸術賞」展、入選(川崎市岡本太郎美術館)、2021年「第8回 トリエンナーレ豊橋 星野眞吾賞」展、優秀賞(豊橋市美術博物館)、2017年「第20回 岡本太郎現代芸術賞」展、入選(川崎市岡本太郎美術館)など。

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Torai Inaba《ある日の#13》2021年
©Torai Inaba

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Torai Inaba《ある日の#18》2021年
©Torai Inaba

今坂 庸二朗(Yojiro Imasaka)

今坂 庸二朗は1983年広島県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、2007年に渡米。NYのプラットインスティテュートでMFAを取得し、現在NYのブルックリンを拠点に活動。これまでにミネアポリス美術館、東京都美術館、パリフォト、ニュージャージーシティ大学ギャラリー、NYのアートプロジェクト・インターナショ ナル、パリフォト等での個展やグループ展で作品を展示。作品はサンノゼ美術館、ミネアポリス美術 館、ミード美術館 / アマースト大学、カーネギー美術館、ニューオリンズ美術館、また複数のプライベ ートコレクションに収蔵されている。出版物にはアワードを受賞しフェニックス美術館で展示された 「U.S.A -Untitled Scapes of America-」(2014)、「Trade Winds」(2018)などがある。最近では、2022年に自身初となるパリでの個展を開催。

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Yojiro Imasaka《Wet-Land #71》2021年
©YOJIRO IMASAKA

上田 尚宏(Takahiro Ueda)

上田尚宏は2010年東京藝術大学先端芸術表現修了後、2011年より文化庁新進芸術家海外研修制度、吉野石膏美術振興財団、DAAD(ドイツ学術交流会)からの助成を受け渡独。2019年に帰国後は東京を拠点に活動している。主な展覧会に、The Still Point – まわる世界の静止点(kudan house、東京、2021)、SCAI 30th Anniversary Exhibition「アースライト ― SFによる抽象の試み」(駒込倉庫、東京、2019)、Temporal Measures(white rainbow、ロンドン、2014)、Land Politics(Valletta Contemporary、 マルタ、2019)、 Betwixt and Between(Galerie Tore Suessbier、 ベルリン、2013)、第14回岡本太郎現代芸術賞(岡本太郎美術館、神奈川、2011)など。

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Takahiro Ueda 《Partial circle》2023年
©Takahiro Ueda, courtesy of the artist and THE CLUB

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Takahiro Ueda 《internal clock》2021年
©Takahiro Ueda, courtesy of the artist and THE CLUB

榎本 マリコ(Mariko Enomoto)

榎本 マリコは1982年生まれ、東京都在住。日本画家であった曽祖父の影響もあり、幼い頃から自然と絵のある環境で育つ。ファッションを学んだのち独学で絵を描き始める。個展やグループ展で、植物や動物などに顔を覆われた人物のアクリル画を中心に発表する。近年では書籍の装画、演劇のビジュアル、CDジャケットなど様々な ジャンルのアートワークを担当し、チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』(筑摩書房)、川上未映子の連載小説「⻩色い家」(読売新聞)の挿絵などを手がけている。

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Mariko Enomoto《降夢術》2022年
©Mariko Enomoto

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Mariko Enomoto《浴室の夢》2021年
©Mariko Enomoto

楊 建華(YANG Jianhua)

1995年中国深圳生まれ。2017年広州美術学院視覚デザイン学部アニメーション学科卒業。2021年東京藝 術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。アニメーション作家として世界中に活躍している。2Dアニメーター、3DCG、ストップモーションなど様々なジャンルのアニメーションを制作し、デジタルハリ ウッド大学で講師を担当。

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YANG Jianhua《The depths of us》2021年
©YANG Jianhua, courtesy of the artist

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YANG Jianhua《The depths of us》Poster 2021年
©YANG Jianhua, courtesy of the artist

WATOWA GALLERY

現代日本のストリートカルチャーやファッション、独創的・先進的なテクノロジーや「ジャパニーズ・フィロソフィー」を取り入れた新しい感性を持つ若手の作家を中心として、アート・コミュニケーションの場を提供するアートプロジェクト / プロデュース集団。アートがファッションのように親しみやすいカルチャーとなり、ひとりひとりのライフスタイルに溶け込む社会を拓くため、新しい感覚のエキシビションや、アートプロジェクトのプロデュース・演出を行い、アートに触れるタッチポイントを拡大する。現在も国内外で評価されている主要なアートムーブメントの多くは、ミュージアムの外で、そして多様なジャンルのアーティストと支援者との交流によって生まれている。特定のアートスペースを持たず、あらゆる空間をギャラリーと捉え、アートをミュージアムからコミュニティへ、都市へ、住空間へ開放し、ミュージアムの外からさまざまな分野のプロフェッショナルと横断的なアートプロジェクトを発信。さらに、日本の若手アーティストの活躍と日本の若手コレクターの参入をサポートしてアーティストと支援者の交流を促進し、WATOWA GALLERYを媒介とした新しいコミュニケーションやコミュニティの育成によって次の時代のアートシーンを創造して市場の活性化を目指す。

「Depths of Dreams - 夢・時間・記憶」展 開催概要

会期 2023年3月12日(日)から3月26日(日)まで
時間12:00〜19:00
会場 WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
来場 500円から(自身で金額を決定するドネーションシステム)3/15、22は無料
予約 事前予約