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人間と自然の複雑な関係を問い直す

国際的に活躍するシンガポール拠点のアーティスト、ロバート・ザオ・レンフイによる個展「アフター・コントロール」が、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで2026年5月16日(土)から7月12日(日)まで開催される。レンフイは、写真や映像、インスタレーションなど多様なメディアを用いて、人間と他の生物、自然との関係について探究するアーティスト。

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Robert Zhao Renhui, A frigatebird drinking in an abandoned pool on Christmas Island, 2018.

レンフイは、人間による管理を経て形成された環境と、そのなかに生きる生物の継続的な調査をもとに、自然と人工物とが複雑に絡み合い変容していく様を丁寧に描き出し、批判的に考察する作品を多数手がけてきた。本展ではクリスマス島(オーストラリア領)、シンガポール、東京、ハンピ(インド)、プーケット(タイ)での長期プロジェクトに基づく作品群を展示し、近年のレンフイの活動が包括的に紹介される。

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Robert Zhao Renhui, Red crabs on Christmas Island, 2015.

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Robert Zhao Renhui, A changeable hawk eagle visits a black trash bin in Gillman Forest daily, 2019.

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Robert Zhao Renhui, Iron spiked collar, 2025.

ロバート・ザオ・レンフイ(Robert Zhao Renhui)

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人間のシステムが、動物や景観への理解、分類、管理にいかに影響を与えるのか、作品制作を通して考察するシンガポール出身のアーティスト。写真、映像、インスタレーション、出版といった多様なメディアを駆使し、都市開発や放棄、規制によって変容した環境の中で生態系が息づく場所に焦点を当て、自然と人工の境界の流動性を検証している。彼の長期的なプロジェクトは長きにわたる現地観察と調査に基づいており、シンガポールの二次林やタイの無人島から、英国の管理された田園地帯に至るまで、人間の介入によって形作られた景観の中で動物たちがどのように生息しているかを追跡するものである。これらの作品を通じ、自然は人間の活動から決して切り離されることなく、管理、撹乱、適応を通じて絶えず生成されるのだと提唱する。自身が創設した「The Institute of Critical Zoologists(批判的動物学研究所/ICZ)」を通じて、生態学的知識と表象の政治性を探求している。彼の作品は、ヴェネチア・ビエンナーレ、光州ビエンナーレ、タイランド・ビエンナーレ、フォトグラフィスカ上海などの世界中の主要な芸術祭にて展示されている。

ロバート・ザオ・レンフイ「アフター・コントロール」開催概要

会期2026年5月16日(土)~7月12日(日)
時間10:00~18:00
会場京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
URLhttps://tinyurl.com/yc3yd8m9