建築家 曽野正之デザインの3Dプリンター住宅を初公開
セレンディクスパートナーズは、世界最先端の家を創ることを目的に、日本で初めて3Dプリンターで住宅を創るプロジェクトを2019年にスタート。このたび、NYのClouds AOとともにNASAの火星移住プロジェクトを進める建築家 曽野正之がデザインした「Sphere」プロトタイプデザインを初公開。建築物の意匠出願も行った。自然災害に強く気軽に買い替えできる安価な住宅を短時間で作製でき、コストカットや人手不足の問題も解消する3Dプリンター住宅のメリットに、審美的な要素も加わった。
世界最先端の家「Sphere」を実現する5つの目的
- 3Dプリンターで自然災害に強いSphere(球体)の家を創る
- 家をロボット(3Dプリンター)が創る。
- 世界最先端のIOT・AI技術を取り入れる。
- 日本国際博覧会協会主催の大阪・関西万博2025に世界最先端の家「Sphere」の出展
- スーパーシティ・オープンラボにロボットが創る世界最先端の住宅提案としてインフラ開発で登録済。2020年9月「国家戦略特区法」で内閣府が進める2030年に実現される未来社会「スーパーシティ」構想へ登録。地方公共団体へスーパーシティとして世界最先端の家を集約したインダストリーキャピタル(特定産業首都)として提案。
セレンディクスが考える社会課題
- 日本人の自由を阻む家(住宅ローン)。都心住むサラリーマンは都心にマンションや戸建てを購入し、平均4000万円の住宅ローンを30年以上に渡って組む。米国では2027年には全就業人口の47%がフリーランスとなる。日本人はもっと自由に生きていい。自分の本当にやりたかった夢や仕事に自由にチャレンジする時代に変える。その最大限の弊害が住宅ローン。
- 家の物流費と人件費の更なる上昇。家のコストの半分は物流費。カナダやヨーロッパから木材を船で運び港から加工場へ運び、そして施工現場には職人が平均3ヶ月間通う。大工の減少も深刻で日本建設業連合会によると、建設作業員の35%を55歳以上が占める一方、29歳以下は11%にとどまる。高齢化で人手不足が進み建築コストの大幅な上昇が見込まれる。
- 環境破壊による自然災害の甚大化。首都圏直下型地震(南海トラフ地震)の懸念や九州地方を襲った水害、そして台風による被害、現在日本の住宅は風速60メートルに耐えるように設計されている。しかし将来は風速100メートル級の台風の発生が予測される。
- 住宅資産の損失。実は日本では、この過去50年間で500兆円もの莫大な住宅資産が消えている。住宅資産の70%も減少、損失額は500兆円にも上る。
セレンディクスの提案
- 30坪総額300万円以下、車を買い替えるように家を買い替える。年齢・家族構成・仕事に合わせて自由に家を買い替える事が出来る。
- 3Dプリンターで自然災害に強いSphere(球体)の家を創る。世界一の耐震性・強風に強い家。球体は物理的に最強の形・鉄筋等の構造体を必要としない家を作る。
- 「Sphere」は、3Dプリンターと複合素材を用いて24時間で創る家。作業の無人化によって、家のコストの過半を占める物流費と人件費を大幅に低減する。