三井デザインテックとラナユナイテッドが共同で制作
三井デザインテックとラナユナイテッドは、2021年7月の三井デザインテックの本社移転に際して、日本初となる伝統的な左官の技法と最新のテクノロジーを掛け合わせたデジタルアートを共同で制作した※1。両社の技術を融合した本作品はエントランス付近の来客エリアに設置され、四季を感じるおもてなしの空間を提供するとともに、三井デザインテックが新本社「CROSSOVER Lab」で目指す社内外との「協創」を表現した。
2021年7月に移転した三井デザインテックの新本社では、一人一人の個性や専門性を掛け合わせるCROSSOVERをコンセプトに、社内外の組織の垣根を超えた「協創」を推進することで多様化する様々な空間デザインの課題解決に取り組む。
今般のデジタルアートでは、日本の伝統的な左官の技法で仕上げた土壁に、三井デザインテックが共同開発している「beacapp Here PRO※2」の応用技術と、ラナユナイテッドのデジタルアート技術を用いて、社員と来客それぞれの利用人数が表出された流体が映し出される。オフィスの利用人数の情報が季節ごとに形を変えて映し出されることで、三井デザインテックの社員と来訪者の色が混じり合い、「協創」によって生まれる新しい価値を表現する。三井デザインテックは、デジタルアートなど“遊びゴコロ”と“伝統と革新”を凝らした空間デザインを提供することにより快適な体験や自由な発想を促すWell-Beingな新本社を目指す。
註
※1 日本古来の左官壁の凹凸に対して、ビーコンで検知した人の流れのデータに基づいて流体表現の映像を照射する、物質的なインテリア×デジタルの融合という点で日本初のデジタルアート作品(三井デザインテック・ラナユナイテッド調べ)。
※2「beacapp Here PRO」とは、三井デザインテックが株式会社ビーキャップと共同で開発している、オフィスにおけるワーカーの行動可視化ツールとして各種センサーとスマートフォンを活用したオフィスイノベーション IoTツール。