10の新ゲートを追加した最先端のターミナルと最大面積のデルタスカイクラブ
デルタ航空は40億ドルを投資しているニューヨーク・ラガーディア空港の改装プロジェクトのうちターミナルCの工事をこのほど完了し、2022年6月4日に新規オープンした。パンデミックの間に工期を前倒ししたため、この施設を当初の予定よりも早くオープンすることができた。4つのコンコースからなるターミナル全体が完成するのは2024年末の予定で、計画より約2年早まる。
デルタ航空は完成時にはターミナルCとターミナルDが統合され、4つのコンコースに37のゲートを備えた面積130万平方フィート(約12万平方メートル)の施設となる。
今日、この素晴らしい新ターミナルがオープンし、ラガーディア空港のお客様と従業員にとって新たなスタートとなりました。デルタ航空では、10年以上前からニューヨーク路線を拡大し、シェアを獲得することに取り組んでおり、ニューヨークでナンバーワンの航空会社になるために揺るぎない努力を続けてきました。
と述べている。デルタ航空は旅の未来に対するビジョンを強化し続けており、快適で移動しやすく、簡単に乗り継ぎができ、テクノロジーの進化に合わせて新しい革新的な体験を提供できるような未来の空港を建設している。
直近ではロサンゼルス国際空港で23億ドルを投資したスカイウェイ・プロジェクトの主要な第1フェーズを完了し、4月にオープンした。ラガーディア空港のターミナルCはニューヨークの旅行者が求める効率性とスピードを追求し、ハンズフリーの手荷物預け入れ機、セルフサービス・チェックイン、デジタルIDスクリーニング機能などの最新技術により、ゲートまでの移動が迅速かつ直感的に行えるようになった。ターミナルCでは効率性とともに視覚的デザインも重視。クイーンズ美術館との提携によりワールドクラス・アートプログラムを導入し、6人の地元アーティストによる作品を展示している。これらの作品はニューヨークの移民の歴史や、ニューヨークの人々と街の多様性の重要性などを表現している。
もうひとつの特徴はデジタルアートで、保安検査場の頭上には34枚のレンチキュラーパネルで構成された巨大なデジタルアートが展示されているほか、チェックインロビーに設置された238フィートのスクリーンには保安検査の待ち時間、英語とスペイン語の案内表示、スカイクラブの空席状況、ゲート情報などが表示される予定。
ラガーディア空港には新たなセントラル・ヘッドハウスとコンコースに加え、デルタ航空最大のデルタ スカイクラブが設置された。34,000平方フィート(約3,159平方メートル)の敷地面積に約600名のゲストが着席できるこのラウンジではハーレクイン柄の間仕切りや温かみのある色の金属など20世紀初頭のニューヨークを思わせる建築様式を取り入れ、キッチン、プレミアムバー、2箇所のフードビュッフェとドリンクステーションを備えている。また、ニューヨークの国際的なアートシーンを反映したアートワークが随所に施され、将来的には年間を通して利用できる全天候型のスカイデッキ、2つ目のプレミアムバー、3つ目のドリンクステーションが追加される予定。
デルタ航空について
デルタ航空はラガーディア空港最大の航空会社であり、今夏は約70都市へ1日最大255便を運航。ラガーディア空港とJFK空港の2つをハブ空港と位置付け、ニューヨークから合わせて120以上の国内外の都市に向けて、1日最大465便を運航している。ラガーディア空港のデルタ・スカイウェイ・プロジェクトの第2フェーズは地上および機内での旅行体験を改革するために、デルタ航空が10年以上にわたり120億ドルを投資している計画の一部であり、最近完成したシアトル国際空港の国際線到着施設やロサンゼルス国際空港のヘッドハウスの完成に続くものである。