「建築/都市に触れる」をテーマに全国各地でシンポジウムや講演会、展覧会、ワークショップを開催
日本建築学会が主催する「建築文化週間2022」は、2022年9月30日(金)から11月19日(土)まで、「建築/都市に触れる」をテーマに全国各地の会場で様々なイベントを開催する。イベントを通して、直接的な接触が制限された世界にあって、あらためて「触れること」の価値と意味を探る。
人と人が触れ合い、さらに人以外の存在とともに生きていく空間は生み出せるのか? 歴史や地形が織りなす織物としての都市に触れることは、いかなる質感を与えてくれるのか? そして、ARやVRなどの新しいテクノロジーは、デジタルとリアルの世界にどのような接触を可能にするのか?
ひと月にわたって全国各地で開催されるシンポジウムや講演会(9企画)、展覧会(1企画)、ワークショップ(4企画)、見学会(7企画)を通して、まだ「触れぬ」建築と都市にコンタクトを試みてはどうか。
「建築文化週間2022」主な企画
本部企画
建築夜楽校2022
シンポジウム「道/街路/ストリートについて―日本の街路に公共性はあるか?」
講演者:西田 司(オンデザインパートナーズ代表)、卯城竜太(Chim↑Pom)、小川さやか(立命館大学教授)
建築文化考2022
シンポジウム「都市のテクスチュア―眼で触れる都市像をさぐる」
講演者:港 千尋(多摩美術大学教授)、野老朝雄(美術家)、平瀬有人(佐賀大学准教授)
建築展覧会2022「STREET TOOLS」
出展者:アーバンデザインセンター大宮:UDCO、NO ARCHITECTS、TAIYA、mi-ri meter、about your city、ondesign、沼俊之(dot studio)+籔谷祐介(富山大学)+阿久井康平(大阪公立大学)、DDAA、ゲキダンイイノ、Luup、未満建築デザインファーム、古渡大+アラウンドアーキテクチャーほか
カルチベートトーク2022
「VR・メタバース―社会が変わるビジュアライゼーションの今」
講演者:せきぐちあいみ(VRアーティスト・タレント・女優他)、
鈴木あつし(日本マイクロソフト社シニアテクニカルアーキテクト/NEDO技術委員/上智大学非常勤講師)
学生ワークショップ2022
「建築学生の変遷―これからの建築学生に求められるものとは何か?」
講師:古谷誠章(ナスカ代表取締役/早稲田大学教授)、五十嵐太郎(東北大学教授)、山田紗子(山田紗子建築設計事務所代表)、山本 至(itaru/taku/COL.共同主宰)、 板坂留五(RUI Architects主宰)
学生グランプリ2022 公開審査「銀茶会の茶席」
トウキョウ建築まち歩き2022 見学会「麻布・飯倉 坂歩き」
ナビゲーター:大森晃彦(建築メディア研究所代表)
支部企画
建築文化週間2022支部主催企画
9支部それぞれが主催する企画
北海道支部、東北支部、関東支部、東海支部、北陸支部、近畿支部、中国支部、四国支部、九州支部
※各企画の詳細は、特設ウェブサイトを参照
建築文化週間について
日本建築学会では、建築に対する認識向上と理解の深化を目的に、広く社会に向けてさまざまな事業を展開しており、その一環として毎年10月に「建築文化週間」を開催している。全国各地で開催されるシンポジウムや見学会、学生コンペなどの文化的催し物には、会員のみならず建築関係者、建築系学生、一般市民などが参加している。
「建築文化週間2022」開催概要
会期 | 2022年9月30日~11月19日 |
会場 | 東京・建築会館ホールほか |
ウェブサイト | http://bunka.aij.or.jp/2022/ |