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二匹の鬼が様々なプロジェクトを解説する異色の展覧会

建築家・内藤廣 / BuiltとUnbuilt赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」が、2023年9月16日(土)から12月4日(月)まで島根県立石見美術館で開催される。日本を代表する建築家であり、島根県芸術文化センター「グラントワ」の設計者でもある内藤廣のこれまでの軌跡を、「Built(ビルト=建設された建物)」と「Unbuilt(アンビルト=実現しなかった建物)」の双方からたどる展覧会となる。「赤鬼」は「情熱・夢想・逸脱」などの象徴。「青鬼」は「論理・現実・堅実」などの象徴。本展では二匹の鬼が内藤になり代わり、様々なプロジェクトを解説するという趣向で、初公開資料も多数まじえた過去最大級の個展となる。

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Built 内藤廣の建築

内藤の代表作を模型や図面、写真等によって紹介。2005年竣工の「グラントワ」を中心として、それ以前の作品から海の博物館(1992年)や牧野富太郎記念館(1999年)など約10件を、以降の作品として静岡県草薙総合運動場体育館(2015年)、高田松原津波復興祈念公園 国営 追悼・祈念施設(2019年)などから近作の紀尾井清堂(2021年)まで約15件を展示。

BuiltとUnbuilt をつなぐもの

 「海の博物館」の特徴的な架構をモチーフにした、本展のためのインスタレーション。

Unbuilt 内藤廣の思考

様々な事情により実現しなかった建物や架空のプロジェクトを、図面や模型によって紹介。卒業設計から近年のコンペシートまでをひもとき、時代を追って内藤の思考と社会の動きの変遷をたどる。その時々の内藤の手帖もあわせて展示し、アイデアの源や設計のプロセスも公開。また、進行中の最新プロジェクトの進捗も「未だ実現していないもの」として示し、未来への展望を示す。

内藤廣の言葉

内藤の著作から集めた言葉の数々と、石州瓦に覆われたグラントワの外壁の美しさをとらえた映像によるインスタレーションで構成する。

「建築家・内藤廣 / BuiltとUnbuilt赤鬼と青鬼の果てしなき戦い」開催概要

会期2023年9月16日(土)~12月4日(月)
時間9:30 - 18:00(展示室への入場は17:30まで)
休館日毎週火曜日
会場島根県立石見美術館 展示室A・C・D(グラントワ内)
料金一般:1,200円 大学生:600円 小中高生:300円
URLhttps://onl.tw/hpYNTX3