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ガラスが導く、「始まり」を探す旅

地村洋平個展「それはまた、次の名前の前にいる」が、KOTARO NUKAGA(六本木)で2026年6月6日(土)から7月18日(土)まで開催される。ガラスの内部に錫を封じ込めた造形作品によるシリーズ「始まりの実験」の最新作に加え、ギャラリーの空間全体を透明なビニールで覆い尽くす大規模インスタレーションが紹介される。

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「それはまた、次の名前の前にいる」メインビジュアル Photo by Osamu Sakamoto. Courtesy of Artist, KOTARO NUKAGA.

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地村洋平《始まりの実験《歪球型》》

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地村洋平《始まりの実験《十字型》》

本展の見どころ

「始まりの実験」シリーズ最新作

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本展の中心となる「始まりの実験」シリーズは、透明なガラスの内部に錫を封じ込めた地村の代表的シリーズ。膨張係数の異なるガラスと錫は、本来であれば冷却時に内部応力を生じ、破壊に至るが、地村はその限界を探り、溶融状態のガラスと錫が出会う一瞬を捉える。透明なガラスの中に銀色の錫の粒が散らばり、重力・遠心力・表面張力が綱引きをした痕跡を示す。

もうひとつの皮膚に包まれた展示空間
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《Water Trip》北アルプス国際芸術祭2020-2021

本展では、ギャラリーの建築骨格そのものを透明なビニール膜が覆い尽くし、空間全体が「もうひとつの皮膚」を纏ったかのような佇まいへと変貌。膜の内側ではこれまでのオブジェ作品も含めて点在する造形群が鑑賞者を迎える。

地村洋平

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1984年千葉県生まれ。2012年富山ガラス造形研究所造形科卒業、2015年東京藝術大学大学院博士後期課程美術研究科美術専攻ガラス造形修了。

伝統的な金属鋳造やガラス造形技法を学び、物質が変容するきっかけや瞬間に着目して制作を行う。火にかけた金属が溶け流れる動き、熱のやり取りの中でガラスやプラスチックが歪み固まる過程など、素材固有の特性を活かしながら、変化のプロセスそのものを作品に取り込む。形が生まれ、失われ、再び生成される循環を通じて、破壊と創造、自然と人工の境界を探る。変化の中に潜む美しさと危うさ、その両方を通じて、物質と環境、人間との関係について再考を行う。作品はこれまで、金沢21世紀美術館、富山市ガラス美術館などで展示されてきた。2025年より東京藝術大学美術学部ガラス造形研究室准教授を務める。

地村洋平個展「それはまた、次の名前の前にいる」開催概要

会期2026年6月6日(土)~7月18日(土)
時間11:30~18:00 ※日月祝休廊
会場KOTARO NUKAGA(六本木)
URLhttps://tinyurl.com/snm2y6br