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詳細不明となった機械が彫刻になる

小林椋による個展「U魚」が、CALM & PUNK GALLERYで2026年5月29日(金)から6月28日(日)まで開催される。目的を持たない動作を反復するキネティックな作品を制作してきた小林。本展では、リサイクルショップやインターネットオークションなどで用途がわからない機械や装置を収集し、その基盤や内部構造にほとんど手を加えずに、自作の容器へと移し替えた「動かない」作品のシリーズを中心に構成される。

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機械とは本来、何かの目的を持つものであり、それはハイデガーの言う道具的連関の中においてこそ「〜のために」使用される。しかし、詳細不明となったこれらの機器は、その連関から逸脱し、いまや無用の機構として宙吊りにされる。小林は廃棄寸前の機械や装置を収集しながらも、サステナビリティや再利用の文脈として扱うわけではなく新たな関係性を思弁するためのインターフェース=“彫刻”として提示する。

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小林椋

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1992年東京都生まれ。2017年多摩美術大学大学院 美術研究科 修士課程 情報デザイン領域 修了。 2019年京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士課程 彫刻専攻 修了。ものの「動き」を起点にしながら、不和のようなものを発生させる装置を組み立てたり、そうした仕組みをほかの事物と類推させることで生まれる飛躍を観察しながら作品を制作する。時里充とのユニット「正直」などでライヴを行なう。近年の展覧会に、「且ん凡ん目ん、あと皿」(GASBON METABOLISM, 山梨, 2025)、「Everyday Enchantment 日常の再魔術化」(CHANEL NEXUS HALL, 東京, 2024)、「亀はニェフスのイゥユのように前足を石にのばすと」(トーキョーアーツアンドスペース本郷, 東京, 2022)など。

小林椋個展「U魚」開催概要

会期 2026年5月29日(金)6月28日(日)
時間 13:00~19:00
会場CALM & PUNK GALLERY
URLhttps://calmandpunk.com/