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災害時の一時退避場所を広めるパブリックアート

彫刻家・名和晃平の彫刻作品が恵比寿東公園(タコ公園)に設置された。災害時の一時退避場所と避難経路を来街者の方々に周知することを目的とし渋谷区により2017年に発足した「シブヤ・アロープロジェクト」としての取り組み。災害発生時に帰宅困難者となった来街者が一時的に退避できる場所として「一時避難場所」を定め、アートを設置することでその位置を情報発信している。2024年にブランディングを新たにリニューアルし、これまでに米サンフランシスコの世界的アーティスト・Barry McGeeによるミューラル(壁画)、そして国際的に活躍する写真家・森山大道の写真作品に続き、日本を代表するミューラルアーティスト・HITOTZUKI(ヒトツキ)の壁画作品を完成させた。

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Courtesy of the artist / Shibuya Arrow Project

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Courtesy of the artist / Shibuya Arrow Project

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Courtesy of the artist / Shibuya Arrow Project

今回設置されたのは名和自身の代表的な彫刻シリーズ「Ether( エーテル ) 」とそれを見上げる人物のモチーフを組み合わせた作品。「Ether」は滴が地面に落ちる際のシルエットを取り出し、それを上下反転させながらランダムに積み重ねることで造形されており、本作ではその特徴的なフォルムを見上げる人影を通じて、生命の連なりや自然と人間の関係性へと思考をめぐらすことができる。

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Courtesy of the artist / Shibuya Arrow Project

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Courtesy of the artist / Shibuya Arrow Project

設置場所である恵比寿東公園には、ヴィム・ヴェンダース監督の映画『PERFECT DAYS』で主人公の平山が掃除に訪れる通称「イカトイレ」(槙文彦設計)も設置されている。

名和晃平

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1975年生まれ。京都を拠点に活動。2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。2009年「Sandwich」を創設。感覚に接続するインターフェイスとして彫刻の「表皮」に着目し、セル (細胞・粒) という概念を機軸に創作を続ける。彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。近年では、アートパビリオン《洸庭》など、建築のプロジェクトも手がける。2015年以降、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品《VESSEL》《Mist》《Planet[wanderer]》の三部作を制作。2018年にフランス・ルーヴル美術館 ピラミッド内にて彫刻作品《Throne》を特別展示。2023年、フランス・セーヌ川のセガン島に高さ 25m の屋外彫刻作品《Ether(Equality)》を恒久設置。2024年、ジャレとのコラボレーション4作目となるパフォーマンス作品《Mirage [transitory]》を福岡・博多で公演。2025年5月にはジュネーブで新作パフォーマンス作品《Mirage》を、10月に京都・11月に東京で《Planet [wanderer]》を公演予定。

恵比寿東公園

所在地渋谷区恵比寿 1-2-16
URLhttps://www.shibuya-arrow.com/ja