展覧会のテーマは「音楽」
OIL by 美術⼿帖ギャラリーにて⾳楽をテーマにした展覧会 「Rewind」が2023年8月4日(金)から14日(月)に開催される。ヒロ杉山、北山雅和、DEADKEBABら11組のクリエイターによる音楽を起点にした作品展示のほか、それぞれが選曲したプレイリストを発表。さらに、オリジナルデザインのカセットテープを発売する。心を揺り動かし、人と人をつなぐ力を持つ音楽の魅力を、さまざまなジャンルで活躍する11組のアーティスト・クリエイターが解釈した作品を発表。
本展は3つのコンテンツにより構成される。
- アーティストが選曲したプレイリスト
参加アーティストが好きなテーマでプレイリストを作成。人生をRewindするように、これまでの歩みを振り返るように厳選した選曲は必聴。プレイリストは会場のほか、Spotify上でも聞くことができる。(OIL by 美術手帖ギャラリーウェブサイトにてSpotifyのURLを掲載)
- オリジナルカセットテープを発売
各アーティストが作成したプレイリストをイメージし、カセットテープのジャケットをデザイン。マルチプルとしても貴重なテープは数量限定生産で、会場とオンラインで購入が可能。テープの中身は、購入者だけが聴くことのできる特別な仕掛けもあり、アーティストたちの“いま”が詰め込まれている。
- 作品展示
写真、絵画、デザイン、彫刻などさまざまなジャンルの作品を展示。多様なカルチャーのなかで醸成されてきたそれぞれの音楽の解釈や、アーティストの現在地を指し示すユニークな作品が一堂に介する。
作品販売
本展出品作品・カセットテープは、会場および、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売される。
参加アーティスト
ESSU エスウ
日本の伝統的な美意識や技法をGRAFFITI TATTOOなどのストリートカルチャーに落とし込んだスタイルで、都内を中心に、国内外、屋内外問わず、神出鬼没に活動中。
江崎愛 Ai Ezaki
東京都在住。写真家・セルフパブリッシャーとして活動。これまでの主な個展に2022年「Portraits in November」(HAITSU、東京)、23年「The worst day」(ユトレヒト、東京)など。2010年以来、定期的に自費出版写真集を刊行、国内外のブックフェアに参加している。
岡田杏里+Julio Cann González
岡田杏里 Anri Okada
1989年埼玉県生まれ。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修了。現在はメキシコシティを拠点に活動。国内外での発表のほか、世界各国での壁画を制作など多方面で活躍。訪れた土地の神話、伝統、日常生活からインスピレーションを得て、現実と幻想、現代性と土着性をテーマに、浮かび上がるイメージを混ぜ合わせたスタイルで、絵画、壁画、セラミック、インスタレーションの分野で制作を行う。
Julio Cann González フリオ・カン・ゴンザレス
メキシコシティ生まれ。音楽家、現代アーティスト。主にタイムトラベルや非人間的知能をテーマに、サウンド、パフォーマンス、絵画、メディアアートなど多岐に渡る手法で作品を制作している。ニューヨーク大学(NYU)で音楽音響創造を学び、カリフォルニア芸術大学(CalArts)で実験音響実践と統合メディアの修士号を取得。ニューヨークの独立系レーベル「キメラ・ミュージック」で、オノ・ヨーコやチボ・マットなどアーティストのアルバムのプロデュースに携わったほか、映画、演劇、テレビの音楽も手掛ける。
緒方数馬 Kazuma Ogata
1986年福岡県生まれ。東京都在住。
北山雅和 Masakazu Kitayama
グラフィックデザイナー。Cornelius、青葉市子、GEZAN、OKAMOTO’S、cero、中納良恵など、音楽のジャケットアートワークを中心に、NHK –連続テレビ小説–「カーネーション」タイトルロゴ、21_21 DESIGN SIGHT「AUDIO ARCHITECTURE」展のグラフィックなどを手がける。2015年より「TYPOGRAFFITI」と題した作品を展開。SEALDs、Perfume、METAFIVE、C.R.A.C.、河村康輔、adidas、UNDERCOVER MAD STORE、KEBOZ、岡村靖幸と多様なコラボレーションを重ねながら展示、制作を続けている。
SEEM
佐藤佑樹、ネメス理世、山内聡美からなるクリエイティブスタジオ。
佐藤佑樹 Yuki Sato
1986年生まれ。多摩美術大学卒業。2018年春夏シーズンより、Caleのディレクター。ブランド名と同名のギャラリーを東麻布に構え、自身のキュレーションによる展覧会を年に複数回催している。
ネメス理世 Riyo Nemeth
1989年生まれ。映像と写真を手法、題材として、2つのメディアを同時に使うことで新たな視点を模索し、身近なものを被写体に映像の立体化を試みる。二次元上に映る時間や空間、物質性などの感覚や記憶のずれに焦点を当てながら制作を続けている。
山内聡美 Satomi Yamauchi
1985年生まれ。ユートピアとディストピアをテーマに置いた作品を多数発表。近年ではgoogle street viewのスクリーンショットを用いた作品を制作/発表。
高須咲恵 Sakie Takasu
2012年よりSIDE COREとして活動を開始。公共空間におけるルールを紐解き、思考の転換、 隙間への介入、表現やアクションの拡張を目的に、ストリートカルチャーを切り口として「都市空間における表現の拡張」 をテーマに屋内・野外を問わず活動。
DEADKEBAB デッドケバブ
東京都生まれ。DEVOや!!!とも競演し2010年代に世界的に活躍したエレクトロポップバンドTrippple Nippplesを経て、現在はDEADKEBAB & PSYCHIC$のMCとして音楽活動を続ける傍ら、美術大学時代から立体やペインティングなどのヴィジュアルワークも手掛ける。Loose Joints、Hombre Ninoなどのアパレルブランドへのグラフィック提供も多数。2021年「Guidebook for Sleepwalkers」(UNIQUE代官山、東京)、23年「BUY or DIE」(Gallery&Cafe SOQSO、京都)、「Flotsam」(横浜マリンタワー、神奈川)など個展多数。
Dokkoi ドッコイ
2018年よりイラストレーターとしての活動をスタート。20年、スイスのINNEN BOOKSよりZINE『Unfinished Sympathy』をリリース。オーストラリアのPerks and Mini、ロンドンのAriesなどのブランドにグラフィックを提供。23年4月、東京目黒の月極ギャラリーにて初の個展を開催。西千葉にあるZOZO, Inc.のオフィス 本社屋に自身初となるアクリルによるペインティング作品を収蔵。自身のレーベルDOKKOI BEAT CLUBを運営。
ヒロ杉山 Hiro Sugiyama
東京都生まれ。湯村輝彦氏に師事。1989年に谷田一郎氏とともに「近代芸術集団」結成。1997年にクリエイティブユニット「エンライトメント」を結成。2004年より現代美術の世界で国内外の展覧会にて作品を発表する。近年の主な展覧会に、21年個展「PAINT IT BLACK」(WATOWAギャラリー、東京)、22年「Monochrome Colors」(Lurf MUSEUM、東京)、22年「PAINT IT BLACK Ⅱ」(ギャラリーTAGSTA、福岡)ほか。
TAIJI MOTOI タイジ・モトイ
1974年生まれ。2000年代後半から⻘を基調にした作品を描きはじめ、MOTOY名義でグループ展やコピー ZINEで発表。アートブックレーベル「K.M.L. BOOK」や「tabloid a」の出版にも携わる。2010年 、作品集『COMPOSE BLUE』(K.M.L.BOOK)出版。主な展覧会に、15年個展「Hey! Mr.BLUE」(Nico Park Gallery、 東京)、21年個展「BLUE MASTER BLUE」(Chilita、東京)、22年個展「Day By Day」(Watral (with NOOK) & BLANK、札幌)。
「Rewind」開催概要
会期 | 2023年8月4日(金)〜14日(月)※会期中無休 |
会場 | OIL by 美術手帖ギャラリー |
時間 | 11:00 - 21:00 |
出展作家 | ESSU、江崎愛、岡田杏里+Julio Cann González、緒方数馬、北山雅和、SEEM、高須咲恵、DEADKEBAB、Dokkoi、ヒロ杉山、TAIJI MOTOI |
料金 | 無料 |
主催 | OIL by 美術手帖 |
協力 | Side-Bクリエーションズ|CASSETTE EXPRESS |
URL | https://onl.tw/HuyUkb2 |