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革の端材と和紙を織り込んだ素材を使用しアップサイクリングのコンセプトから生まれた「Lapel(ラペル)」フラワーベースコレクション

パリ発レザーグッズブランドPolène(ポレーヌ)が、広島県尾道市のインテリアアートブランドMOBJE(モブジェ)とコラボレーションし、メゾン初となるフラワーベースを2023年5月31日(水)よりブランド公式オンラインストアにて限定発売する。フランスと日本のメゾンが誇るそれぞれの職人技が出会い、生まれたMOBJEの「Lapel(ラペル)」を元にしたフラワーベースコレクションは、革製品と帽子製造の二つのサヴォア・フェール(匠の技)、そして革と紙の繊維という異なる二つの素材を結び付けた、新鮮なクラフツマンシップを感じさせる作品となっている。adf-web-magazine-polene-mobje-flower-vase-1

今回のコラボレーションは、革製品の製作過程で出る本来であれば破棄する革の端材をクリエイションに生かす、アップサイクリングへの取り組みの一環として実現された。螺旋状にカットされた、サイズや形が異なる革の端切れは、「MOBJE」の紙の繊維によって織られたブレードに丁寧に縫い込まれてつくられている。2019年に垣根一允がデザイナー兼アートディレクターの山本真也と共に創業した「MOBJE」は、家業の藤井製帽株から受け継いだ帽子製造技術や伝統的な素材からインスピレーションを得て、現代的なアートクラフトを生み出している。adf-web-magazine-polene-mobje-flower-vase-7

LAPEL(ラペル)フラワーベース

“襟を整え、花を仕立てる。”襟の形やネックレスなど、首元を飾ることは人の印象を大きく変えて見せる。現在のような折り襟や、首が隠れるような立ち襟。中世にはraffと呼ばれるひだ襟のようなものまで、襟は服飾の歴史においても大きな要素をしめてきた。LAPEL(ラペル)は花を活けた際に襟にあたるフラワーベース。職人の手仕事により作られた花器はベースとなる和紙素材に革の端切れが織り込まれ、縁(フチ)の部分にかけて曲線のある形状に広がる。金属製のクリップを自由に配置できるため、そのデザインは自由自在。内側にはガラスの花瓶があり、ドライフラワーはもちろん生花も飾れる。adf-web-magazine-polene-mobje-flower-vase-6adf-web-magazine-polene-mobje-flower-vase-2

Polène(ポレーヌ)

2016年に三兄妹によってフランスで立ち上げられたメゾン「ポレーヌ」。卓越した職人のサヴォア・フェール(匠の技) によって表現される、独創的なフォルムが特徴的なレザーグッズコレクションを展開。それぞれのアイテムのデザインからは、ミニマリズムとクリエイティビティの融合が感じられる。スペインの皮革産業で有名な街、ウブリケの職人が手作業でバッグを一つずつ製作。現在公式オンラインストアとパリ、NYの直営店による販売経路を展開。日本公式オンラインストアでは日本語、日本円にてショッピングが楽しめる。2023年秋には東京にアジア初のフラッグシップストアをオープン予定。adf-web-magazine-polene-mobje-flower-vase-9

MOBJE(モブジェ)

2019年に垣根一允と山本真也によって創業された「MOBJE」。広島県尾道市を拠点とする家業の藤井製帽から受け継いだ帽子製造におけるや素材を、新たな視点で見つめなおし制作するインテリアアートブランド。伝統的な職人技に新たな用途を見出し、豊かな技術から時代にふさわしい美しさを引き出すこと。それが地域伝統工芸の保存にも携わるブランドの想い。デザイナー兼アートディレクターの山本は、有機的なフォルムを無限に変化させることができる詩的なオブジェのコレクションの展開にこだわり、持ち主が時間をかけてオブジェと語らい、自分でアレンジを加え愛しむよう勧めている。