イッタラを象徴するデザインの55周年を記念
フィスカース ジャパンが展開するデザインブランド イッタラから、フィンランドデザインの巨匠タピオ・ヴィルカラによる名作デザイン「ウルティマ ツーレ」が55周年を迎えることを記念し、インテリアアイテム、ベースが加わる。ラップランドの溶ける氷にインスパイアされた「ウルティマ ツーレ」は、フィンランドデザイン界のレジェンド、タピオ・ヴィルカラの代表作。
ラテン語で「世界の最果て」「極北の地」を意味する
自然そのものが生み出す氷の表面をどうやってガラスで表現するか、デザインには膨大な時間が費やされた。溶けた氷の中に浮かんでいるような小さな三つの氷の頂が支える底面のデザインも特徴的な「ウルティマ ツーレ」は、1968年に発表されるやいなや成功を収めて以来、55年の間にイッタラの象徴ともいえるコレクションに成長。グラスやプレート、サービングアイテムに加えて、インテリアアイテムへとコレクションは広がる。
インテリアに広がる「ウルティマ ツーレ」の世界
登場から55周年を記念してラインアップに加わるベースは、タピオ・ヴィルカラのオリジナルコレクションからインスパイアされたデザイン。フィンランド イッタラ村のガラス工場で、マウスブローで制作されるベースは、リネンとクリア、ふたつの色、2つのサイズで登場する。ベースの波打つような表面は、春の陽ざしで溶けた氷の表面を呼び起こさせる。
小さなベースはガラスに加えて磁器とリサイクルガラスでも登場
磁器はマット加工をしたヴィトロポーセリン(85 × 95mm)、ひとつひとつ制作される純白の磁器ベースは、溶けた氷の表面のような「ウルティマ ツーレ」のデザインに雪のようにフレッシュなバリエーションを加え、スタイリングするシーンに応じて選ぶ楽しさを提供。リサイクルコレクションに加わる100%リサイクル素材を使用したベースは、リサイクルガラスという素材の性質上、落ち着いたトーンの淡いブルーで、どんなインテリアにもなじむ。
タピオ・ヴィルカラ(Tapio Wirkkala)
マルチな才能を持つデザイン界の巨匠タピオ・ヴィルカラ(1915ー1985)は、フィンランドのプロダクトデザインの中心人物。ガラスや家具のデザインをはじめ、彫刻や都市計画、グラフィック、フィンランドの紙幣まで手がける。彼が愛した孤独、そしてデザインの創造性のインスピレーシ ョンは、自然とともにあった。イッタラのアートディレクターとしての40年以上のキャリアのなかで400点以上ものガラス作品を手がけ、イッタラの国際的な評価を築くことに尽力。イッタラの象徴であり、彼の代表作でもあるウルティマ ツーレやタピオなど、いまも彼のデザインは愛され続けている。
イッタラ
1881年フィンランド南部にあるイッタラ村でガラス工房として誕生。優れたデザイナー達とクラフトマンの情熱に支えられ、テーブルウェアだけでなくインテリアアイテムにもラインナップをひろげながら現在に至る。北欧デザインのパイオニアとして「人々の暮らしをより豊かにする」という企業理念のもと、世界的に有名なデザイナーや建築家を多数起用し、ただ美しいだけでなく機能性・本質を大切にした、日常的で世代を超えて受け継ぐことのできる流行に左右されないタイムレスなデザインを追求している。
フィスカース
フィンランドの小さな村の製鉄所として1649年に設立された370年以上の歴史を誇るブランド。現在はフィスカース、ロイヤル コペンハーゲン、ウェッジウッド、イッタラ、ガーバーなど、世界的に有名なブランドを抱える大手ライフスタイルグループ企業に成長。“クオリティー・オブ・ライフ”の大切な要素と考えるフィンランド発の企業らしく象徴的な製品、強固なブランド力、世界的な志を持つフィスカースグループの使命として、家、庭、屋外での人々の生活を豊かにすることを掲げる。