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アート×ファッション 異なる領域が交差し響き合う

ファッションブランド「CHNEIDER」と彫刻家 髙山瑞による企画展「THE WALL」がWALL_alternativeで、2026年1月22日(木)から2月7日(土)まで開催される。本展は、アートとファッションをひとつの軸に据え、異なる領域が交差する瞬間をすくい上げるように構築された展覧会となっている。

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会場では、主に麻を使用した一点物の衣服を生み出すファッションブランド、CHNEIDERの作品と、木という存在に寄り添い続ける彫刻家・髙山瑞の作品が、同じ空間で共存・展示される。また、会期中はアロマパルファニスト Sumire Miyazakiが両者の作品を客観的に読み解き、それぞれに捧げる香りを創作。空間には、アートと衣服、木と布、その狭間に宿る物語を映し出すような香りが漂う演出となる。また、CHNEIDERがデザインを手がけたジュエリーを、韓国を拠点に活動するイ・ジョンヒョン(Junghyun Lee)が手作業で制作したものも並ぶ。

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CHNEIDER

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※ブランドイメージ

2020年に活動を開始。技術革新のもと大量生産と廃棄が繰り返される現代の衣服において、失われつつある“一点が宿す希少性”を見つめ直すべくブランドを設立。ブランドの核にあるのは、デザイン、素材選定、パターン、縫製まで、すべての工程にデザイナーが携わることで実現する、揺るぎのないものづくり。

大量生産では届かない繊細な手仕事や細部へのこだわりは、作品への情熱と細やかなまなざしから生まれている。ウェアラブルであることを前提に、アートピースとしての衣服を提案し、絵画や彫刻に通じる普遍的価値の創造を追求し続ける。

髙山瑞

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(左)Photo by コムラマイ (右)lines-16 / 2025

1993年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科を卒業し、東京藝術大学美術研究科彫刻専攻修士課程を修了。線と余白を主題に、木彫技法にて作品を発表している。主な個展に、「ぽろぽろしたたる」(文ヶ学、大分、2025)、「草々」(HAGISO、東京、2024)、「山の端、切り込み」(銀座蔦屋書店、東京、2023)、グループ展に、「whirlpool」(GASBON METABOLISM、山梨、2025)「有楽町ウィンドウギャラリー2025」(HIGASHIYA man 丸の内、東京、2025)、MEET YOUR ART FESTIVAL 2024「NEW ERA」(天王洲運河一帯、東京、2024)など。パブリックコレクションとして、2020年株式会社西武ホールディングス新本社ビル ダイヤゲート池袋に作品設置。2024年、料理宿「撚る屋」客室サイン彫刻(岡山)、北白川糕糰店の表札(京都)などの制作も手がけている。

Sumire Miyazaki

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東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業後、アロマテラピーの世界に出会う。癒しとしてのアロマだけでなく、香りをデザインすることに興味を持ち、アロマ調香師の資格を取得。

植物のもつストーリーやメッセージを込めたオーダーメイドのブレンドアロマの作成を軸に、様々なジャンルのアーティストとのコラボレーションも行っている。言葉、風景、映像、音楽、アート作品をイメージした香りを調香することで、そこに生まれる新しい可能性を探っている。

「THE WALL CHNEIDER meets MIDORI TAKAYAMA」開催概要

会期2026年1月22日(木)~2月7日(土)
時間18:00~24:00 ※日曜休廊
会場WALL_alternative
URLhttps://tinyurl.com/mpbxazh7