東京メトロ銀座線銀座駅にパブリックアート「光の結晶」が設置
資生堂は、創業の地である銀座の魅力的な街づくりへの貢献とアートを通じて美を世界へ発信することを目的に、2020年10月16日(金)に東京メトロ銀座線の銀座駅に吉岡徳仁のパブリックアート作品「光の結晶」を提供する。
作品は特殊なファセットを施した636個のクリスタルガラスを集積した光の彫刻で、世界的なアーティストとして知られる吉岡徳仁を起用し制作。作品の輝きを設計する際に世界地図を用いており、光で世界を表現する構成となっている。クリスタルガラスより放たれた無数の光彩はひとつの巨大な光となり、その光には「地球に生きるものとして世界がひとつになる」という平和への願いが込められ、街を行き交う人々に輝きを与え、銀座駅の新しいシンボルとなる。
東京メトロのパブリックアート設置について
東京メトロでは、ゆとりと潤いのある文化的空間の創造を目的に、駅の新設やリニューアルに合わせてパブリックアートの設置を推進。今回リニューアルを実施する銀座線の5駅(京橋駅、銀座駅、虎ノ門駅、青山一丁目駅、外苑前駅)にパブリックアートが設置される。
吉岡徳仁プロフィール
1967年生まれ。2000年吉岡徳仁デザイン事務所を設立。デザイン、建築、現代美術の領域において活動。光をテーマとした詩的な作品は国際的にも評価されている。
代表作には、オルセー美術館に常設展示されているガラスのベンチ「Water Block」をはじめ、クリスタルプリズムの建築「虹の教会」、結晶の椅子「VENUS」、ガラスの茶室「光庵」などがあり、東京2020オリンピック・パラリンピックでは聖火リレートーチのデザインを手がけている。
作品は、ニューヨーク近代美術館、フランス国立近代美術館ほか、世界の主要美術館に永久所蔵されている。毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、Design Miami/Designer of the Year、Milano Design Award 最高賞など、国際的な賞を多数受賞。