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メゾンのコラボレーションの歴史を辿るエキジビション「LV DREAM」がパリにオープン

パリの旧ベル･ジャルディニエール百貨店を会場に、メゾンのインスピレーションを育んできたアイディアとクリエイターたちにオマージュを捧げる包括的エキジビション「LV DREAM」が、2022年12月15日(木)から2023年11月15日(水)まで開催される。

本展では、過去から現代にいたる多彩なピースを通して、ルイ･ヴィトンのコラボレーションの歴史を探訪する旅へと来場者を誘う。数多くのインタラクティブな仕掛けを備えた9つの展示室を巡るこの没入型の旅は、メゾンとアーティストたちとの絶え間ない対話から生まれた極めて独創的な解釈の歴史を辿る。

Mr. ルイ by ツァオ・フェイ ⒸLOUIS VUITTON

ウィンドウ･ディスプレイや香水瓶といったごく初期のアーティスティックな試み、特注トランク、著名なアーティストによって再解釈されたアイコニックなモノグラム、プレタポルテの多彩なコラボレーション、アーティストたちがバッグ「カプシーヌ」に斬新な新解釈を加えた「アーティーカプシーヌ コレクション」を含む最初の3チャプターを通して、絶え間なく続くクリエイティブなダイナミズムの全容が明かされる。

会場内に足を踏み入れる来場者は、「Louis Vuitton: As seen by…」(ルイ･ヴィトン──それぞれの視点)、「The World of Vuitton According to Rei」(川久保玲が捉えたヴィトンの世界)、「Leather goods in Fashion」(ファッションにおけるレザーグッズ) といったテーマを掲げる展示室を順路に沿って巡る。

展示風景 ⒸLOUIS VUITTON

数あるハイライトの中には、今回初公開されるアレックス･カッツとミスター･カートゥーンによるルイ･ヴィトンのポートレート2作が含まれる。「The World of Vuitton According to Rei」(川久保玲が捉えたヴィトンの世界) は、コム デ ギャルソンのアーティスティック･ディレクターであり、ルイ･ヴィトンのために2つのカプセル･コレクション──2008年の「パーティーバッグ」、2014年の「バッグ ウィズ ホールズ」を手掛けた川久保玲に捧げられた展示室である。ここでは、来場者がまるでバッグの中に入り込んだような感覚を味わえる空間演出が施されている。順路を締めくくる最後の展示スペース、「Art Meets Fashion」(アートとファッションの出逢い)においてもインタラクティブな空間演出が採用され、ダニエル･ビュラン、NIGO®、グレース･コディントン、クリストファー･ネメスとのコラボレーションをベースとする動体感知アニメーションがデジタルウォールに映し出される。

有名パティシエのカフェ＆ショコラトリ―が併設

さらに、「LV DREAM」には「シュヴァル･ブラン パリ」のスターシェフパティシエであるマキシム･フレデリックが監修するカフェとチョコレートショップ(ショコラトリー)、「マキシム･フレデリック アット ルイ･ヴィトン」が併設される。パティシエおよびショコラティエの世界を牽引する逸材として知られるマキシム･フレデリックは、ル･ムーリスやジョルジュ･サンクといったパリの高級ホテルで腕を磨いたのち、2020年より「シュヴァル･ブラン パリ」を活躍の舞台とし、「ゴ･エ･ミヨ 2022」から「ペイストリー･シェフ[パティシエ]･オブ･ザ･イヤー」賞を贈られている。

カフェ「マキシム・フレデリック アット ルイ・ヴィトン」ⒸLOUIS VUITTON

「ルイ・ヴィトン シグネチャー」 チョコレートエクレア by マキシム・フレデリック @LOUIS VUITTON

トロピカルな植物に囲まれたカフェは、特別に考案され、メゾンのモチーフで飾られた厳選パティスリーで来場者に甘美な休息時間を提供。他方、ショコラトリーには、これまたルイ･ヴィトンのコードにインスパイアされた至福のチョコレートアソートが象徴的なデザインボックスに収められて並んでいる。