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本展のために制作した新作も公開する過去最大規模の個展

飯川雄大 大事なことは何かを見つけたとき」展が、水戸芸術館現代美術ギャラリーで2026年2月28日(土)から5月6日(水・振休)まで開催される。巨大なピンクの猫を街中に突如出現させたり、鑑賞者のかかわりによって移動・変化するオブジェを屋内外に設置した作品シリーズ、〈デコレータークラブ〉シリーズで知られる飯川は、立体、絵画、写真、映像等を自由に組み合わせ、空間の特性を生かした作品を展開している。

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飯川雄大《デコレータークラブ―ピンクの猫の小林さん》2022年、彫刻の森美術館(神奈川県)での展示風景、Photo: Takafumi Sakanaka, courtesy of the artist

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飯川雄大《デコレータークラブ―配置・調整・周遊》2020年、「ヨコハマトリエンナーレ 2020」(PLOT48)での展示風景、Photo: Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

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飯川雄大《デコレータークラブ―プリング・タイム》2023年、霧島アートの森(鹿児島県)での展示風景、Photo: Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

本展では、飯川のこれまでの実践を包括的に紹介するとともに、情報の曖昧さや感覚の不完全さを新たな可能性と捉え、鑑賞者を巻き込む新作インスタレーションが発表される。また、美術館の枠組みを超えた試みとして、展示室に置かれた作品《ベリーヘビーバッグ》を鑑賞者自身が運び出し、同時期に個展を開催している他会場(Art Center NEWKOTARO NUKAGA(天王洲)、gallery αM)へと移動させるプロジェクト《デコレータークラブ―新しい観客》が実施される。《ベリーヘビーバッグ》を運ぶ鑑賞者は、展示空間の内と外のつながり、「見る/見られる」の関係性、日常と非日常を隔てる境界といった問いを抱きながら、遠く離れた場所への道のりを想像し目的地へと向かう。街の風景に擬態するように紛れ込んだその姿を目撃した人々も、思いがけず作品に巻き込まれていき、「運ぶ人」と「見る人」の双方を「新しい観客」へと変え、それぞれの立ち位置からの視点を交差させる。複数の会場を作品がつなぐこの試みは、多層的な視点が重なり合う新たな鑑賞の場をもたらすことが想定されている。

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飯川雄大《デコレータークラブ―新しい観客》2022年、「感覚の領域 今、「経験する」ということ」展(国立国際美術館、大阪)と個展「デコレータークラブ:メイクスペース、ユーズスペース」(兵庫県立美術館)での連携実施、Photo: Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

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飯川雄大《デコレータークラブ―新しい観客》2022年、兵庫県立美術館での展示風景、Photo: Takehiro Iikawa, courtesy of the artist

飯川雄大(いいかわ・たけひろ)

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1981年兵庫県生まれ。現在、神戸を拠点に活動。2007年より〈デコレータークラブ〉シリーズを展開。公共空間や展示の仕組みに目を向けながら、観客の身体感覚や想像力、場の偶発性によって変容する作品を手がけている。代表作に、観客の能動的な関与によって空間や物の在り方を変化させ、新たな関係性を立ち上げる《0人もしくは1人以上の観客に向けて》、視覚の断片を手がかりに空間を読み解いていく《配置・調整・周遊》がある。主な個展に「未来のための定規と縄」(霧島アートの森、鹿児島、2023)、「同時に起きる、もしくは遅れて気づく」(彫刻の森美術館、神奈川、2022)。主なグループ展に「感覚の領域 今、『経験する』ということ」(国立国際美術館、大阪、2022)、「ヨコハマトリエンナーレ2020」(横浜美術館・PLOT48)がある。2026年4月には、本展と同時期にKOTARO NUKAGA(天王洲)とgallery αMでも個展を開催予定。

「飯川雄大 大事なことは何かを見つけたとき」開催概要

会期2026年2月28日(土)~5月6日(水・振)
時間10:00〜18:00(入場は17:30まで)
会場水戸芸術館現代美術ギャラリー
URLhttps://tinyurl.com/ta482hh2