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社会におけるパブリックアートが果たす役割・意義“1%フォー・アート”の重要性を紹介

日本交通文化協会は、日本全国の駅や空港、学校、市庁舎、ホールといった公共空間にパブリックアートを設置して2022年で50年を迎えた。1972年東京駅に第一号作品「天地創造」(ステンドグラス / 原画・監修:福沢 一郎)を設置して以来、今日までに設置したパブリックアートの数は551作品に上る。この50年の節目にあたり『パブリックアート 50年のあゆみ-文化・芸術に親しむ社会を目指して』を刊行(非売品)する。adf-web-magazine-50years-of-public-art

パブリックアート 50年のあゆみ-文化・芸術に親しむ社会を目指して

本書は50年間で全国に550作品以上のパブリックアートを設置した実績を、パブリックアートが公共空間に美しく映える写真と共に紹介する。そして、パブリックアートが社会にもたらす意義や価値、効果について、パブリックアートの制作・設置に参加した作家や工房関係者、設置場所提供者、協賛者、地域の人たちへのインタビューを通じて紹介している。大友克洋、野見山暁治、宮田亮平、日比野克彦などのアーティストには制作に携わったことへの想いを、野依良治、隈研吾、澄川喜一、五十嵐威暢などの有識者やアーティストにはパブリックアートの価値やパブリックアート普及を加速させるために必要な公共工事費もしくは公共建築費の1%をアートに充てる“1%フォー・アート”の法制化について語っている。さらに、作品の設置後に作品がどのように地域の中に溶け込み、親しまれているかをインタビューした。公共空間に賑わいや潤いをもたらし、行き交う人々の心を和ませ豊かにし、空間創出に大きな役割を果たすパブリックアート。日本交通文化協会は今後も文化・芸術に親しむ社会づくりのために、パブリックアートの普及振興活動を推進していく。

『パブリックアート 50年のあゆみ-文化・芸術に親しむ社会を目指して』

刊行2022年11月30日
仕様A4判変型 128ページ