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春の絶景「白川湖の水没林」のほとりの展覧会

画家・大窪美咲と木炭画家・伊藤大悟による展覧会「樹から樹々 そしていま、ある森の中で」が山形県飯豊町(いいでまち)白川湖水没林周辺・数馬の森および白川湖岸公園で、2025年4月27日(日)から5月18日(日)まで開催される。

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本展は、飯豊町の84%を占める森林を活用、林業従事者等と連携し住民と交流しながら作品制作プロジェクト「飯豊町 木の作り手プロジェクト」において制作を行ったアーティスト2名による作品発表の取り組み。会場至近となる白川湖水没林はサステナブルな観光地づくりが評価され「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」を受賞している。

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大窪美咲《飯豊山にて 黄色、橙、赤に雪》2024年

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伊藤大悟 成果展示風景 2025年

大窪は飯豊のブナやサクラの枝ペンを自作して、登った秋の山の豊かさを描きだし、伊藤は木炭を自作し「命は闇の中で瞬く光」をテーマに、農村文化ヤハハエロにちなんだ作品を制作した。会期中は造形ワークショップやギャラリートークなども企画されており、森や自然に親しみながら作品や制作を楽しめる。

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枝ペンづくりワークショップの出来上がりイメージ

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加々見太地《菅笠の人》2024年 数馬の森のブナを素材とした彫刻作品(過去の滞在制作作品)も展示予定

大窪美咲

1982年神奈川県生まれ。2007年多摩美術大学 絵画学科日本画専攻卒業 、2009年東京造形大学大学院 造形研究科 造形専攻美術研究領域修了。普段から山に登り、その山や森で得たイメージや感覚・季節や天気などを風景や植物などと混ぜ合わせてペン画・水彩などで絵画制作をしている。東京を中心に個展多数。

伊藤大悟

1998年埼玉県生まれ。2024年武蔵野美術大学大学院 造形研究科修士課程修了。人間の社会活動と自然の営みの相互作用をテーマに、登山や里山の散策等、フィールドワークを重要視した制作スタイルによって、多様な木炭画を制作している。近年は海外でのトレッキングを経験するなど、あらゆるフィールドへ足を運び作品の幅を広げようと試みている。主な展示に「TO CHOLATSE」(STAGE-1, 2023年)、「雲ノ平山荘アーティスト・イン・レジデンス」(雲ノ平山荘, 2023年)「白日展 創立百周年記念展」(国立新美術館, 2024年)など。

「樹から樹々 そしていま、ある森の中で」開催概要

会期2025年4月27日(日)〜5月18日(日)
会場数馬の森白川湖岸公園
URLhttps://tinyurl.com/3a4k7zye