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素材の微差が織りなす景と空間

写真家・公文健太郎と建築家・山口誠による展覧会「隣り合うマチエール」が、東京・南麻布のMYD Galleryで2025年1月18日から2月15日まで、香川県丸亀市の本島別邸で3月16日から4月13日まで開催される。本展では山口が設計した東京浅草橋のオフィスビル「MONOSPINAL」の外構と、瀬戸内海の離島にある日本建築「本島別邸」の庭園に見られる「隣り合うマチエール」を、公文が写真という手法で表現した作品が展示される。adf-web-magazine-neighbouring-textures-1

「隣り合うマチエール」とは、微差をもつ素材が隣接することで生まれる表象を指す。このテーマは、建築や風景における素材の質感や配置がもたらす微細な調和と対比を深く探求するものである。公文の写真を通じて捉えられた、素材の持つ時間と空間の物語を体感することができる。adf-web-magazine-neighbouring-textures-2adf-web-magazine-neighbouring-textures-3adf-web-magazine-neighbouring-textures-4adf-web-magazine-neighbouring-textures-5adf-web-magazine-neighbouring-textures-6

公文健太郎(写真家)プロフィール

1981年生まれ。ルポルタージュやポートレートを中心に、雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作している。近年の主なプロジェクトとして、日本全国の農風景を撮影した『耕す人』、川と人とのつながりを考察した『暦川』、半島を旅し日本の風土と暮らしを記録した『光の地形』などがある。2022年には、瀬戸内の島々の過疎化をテーマにした写真集『眠る島』をドイツのKehrer社から出版。

山口 誠(建築家)プロフィール

1972年千葉県生まれ。東京藝術大学大学院建築専攻修士課程修了。2001年に山口誠建築設計事務所、2007年に山口誠デザイン設立。国内外でプロジェクトを手がけ、高い作品性は世界的な評価を得ている。MYD Gallery 主催。「借景 - 隣り合うマチエール」をテーマに公文健太郎と旅を続けている。

展覧会「隣り合うマチエール」開催概要

MYD Galleryhttps://www.mydgallery.jp/
会期2025年1月18日から2月15日まで
要予約予約フォーム
本島別邸https://honjima-refuge.jp/
会期2025年3月16日から4月13日まで
開廊土・日のみ 11:00〜16:00
入場2,000円
URLhttps://tinyurl.com/36743exy