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COVER STORYはビャルケ・インゲルス

AXISvol.235が2025年12月27日(土)に発売される。「未来視点のデンマークデザイン」を特集し、COVER STORYには、ニューヨークや上海など世界9カ所に事務所を構え、総勢700人が働くビャルケ・インゲルス・グループ(BIG)の創立者、ビャルケ・インゲルスが登場する。

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内容

未来視点のデンマークデザイン

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未来を見据えた視点をものづくりに軽やかに取り込み、原動力に変えているデンマークのデザイン。前提を問い直しながら暮らしに寄り添う建築。環境負荷や製品寿命、労働環境まで考慮しながら、美しさや心地よさに妥協しない家具やファッション。自ら挑戦の場を生み出すデザイナー。市民や生産者が協働して更新し続ける持続的な食文化。そしてそれらを後押しする社会の仕組みや制度…この国の " 未来視点" は、生活のなかで自然と育まれている。

暮らしが育てるコペンハーゲンの街

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公園や運河でくつろぎ、自転車でどこへでも行ける。心地良い日常が息づくコペンハーゲンでは今、各地で再開発が進んでいる。人々の暮らしを大切にしながら、どう街を育てているのか。デンマークに2012年頃から住み、今は日本と2拠点で活動するモック・アーキテクツ(mok architects)の森田美紀と小林優が語る。

時代を静かに更新する家具ブランドとデザイナー

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今の時代にものを生み出すことの意味と責任を見つめ、真のサステナビリティを実践する家具ブランド。自らの手を動かし、問いを深めながら新たなアイデアを試すデザイナー。伝統的なクラフトマンシップを大切にしながら、価値観を静かにアップデートする、ふたつの家具ブランドと4組のデザイナーを訪ねた。

協働がつくる食文化 — 進化し続けるデンマークの日常食

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「デンマークの食」といえば、食を文化や科学、社会などの文脈から総合的に捉えるガストロノミーの先駆的存在として名を馳せたノーマ(Noma)を思い浮かべる人は多い。しかしノーマに注目が集まる一方で、デンマークの日常食もまた、未来を見据えた視点で進化を続けてきた。その背景にある歴史や考え方について、フードジャーナリストの君島佐和子が、デンマーク食文化研究家のくらもとさちこに話を聞いた。

美しさと責任を両立させるデンマークファッションの今

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ファッション領域で "サステナブル最先端" と称されるデンマーク。パリの物語性、ミラノのラグジュアリー、ニューヨークの商業合理性とは異なり、機能性と控えめな美意識を土台に、環境配慮と社会的責任がデザイン思想を育んできた。過去10年で大きく転換したデンマークのファッションシーンを辿り、未来志向のものづくりの精神に触れる。

デンマーク建築はなぜ今、世界の未来像を更新しているのか

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サステナビリティと創造性を両輪に、都市計画から文化遺産まで多様な領域で革新を続けるデンマーク建築。地域性に根ざしたデザインから気候変動への応答、そして日常を豊かにする遊びの提案まで、注目の5事務所を紹介する。後半では、BIGでの経験をもつ建築家の神谷修平が、その背景にある "体系的創造性" の本質を語る。

「人間中心の街」 コペンハーゲンはどうつくられたか — 都市を変えた建築家、ヤン・ゲール

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ヤン・ゲールといえば、都市計画を勉強したことがある人なら知らぬ人はいないほど著名な建築家であり、学者、アーバニストでもある。最初の著作『建物のあいだのアクティビティ』(1971年)は世界各国で翻訳され、今も読み継がれる名著だ。2000年代に入り、ニューヨーク、ロンドン、シドニーといった大都市の市長たちは、こぞってゲールに教えを請うたという。彼の最初の実験都市であるコペンハーゲンについて、ゲールに尋ねた。

『AXIS』vol.235 書籍概要

発売日2025年12月27日(土)
言語和英併記(バイリンガル表記)
仕様A4判変型(274 x 210mm)
定価2,500円(税込)
URLhttps://tinyurl.com/ytthc857