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ファイナリストが倉庫空間で新作を発表

TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展」が寺田倉庫G3-6Fで、2026年1月16日(金)から2月1日(日)まで開催される。TERRADA ART AWARDは、新進アーティストの支援を目的とし、本展では黒田大スケ、小林勇輝、是恒さくら、谷中佑輔、藤田クレアの5組のファイナリストが、倉庫をリノベーションしたイベントスペース「寺田倉庫 G3-6F」で、未発表の新作を含む作品を個展形式で発表する。

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ファイナリスト展示プラン

黒田大スケ

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街に佇む、忘れられたか無視された幽霊のような存在に注目し、共感と反発のはざまで、その姿を描くように様々な調査を基に作品を制作しています。近年は特に、自身が学び制作の拠り所にしてきた「彫刻」について調査し、彫刻家を演じるビデオ作品を制作しています。今回は、戦後すぐの日本の彫刻の抽象表現の黎明期において、多くの彫刻家に参照されたブランクーシとその代表作である「空間の鳥」の解釈をめぐる彫刻家たちによる話し合いを演じます。

小林勇輝

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本展示では、中国南部武術「詠春拳」を起点とした学際的パフォーマンス作品「The Wing Chun Project(詠春拳プロジェクト)」の現在地を共有します。約300年以上前に少林寺の僧侶・拳法家であった女性によって創始され、数々の国共内戦と日中戦争により佛山から香港に亡命した祖師「葉問」と弟子によって世界的に普及されました。2019年以降、私は香港・中国・日本にて鍛錬やリサーチ、交流を重ねています。詠春拳創始者の思想を再解釈し、その発展と密接に関係する東アジアにおける戦争と植民地支配の歴史、そして現代社会における戦いや自己防衛を学ぶことの意味を模索してきました。

是恒さくら

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人と鯨の関わりを探り、さまざまな土地を訪れる中で、私の元にはかつて捕鯨で獲られた鯨に由来する素材が集まるようになった。それらは過去に多様な道具の材料となったが、現在では必要とされなくなっている。語りであれば文章や映像によって記録し、本や映像作品として残すこともできる。現代の生活から姿を消しつつある素材とその加工の技はどうしたら残されるだろう。私は空想の玩具を作ることで、語りと技術を共に残す道を模索する。

谷中佑輔

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身体を科学の実証性や生産性の枠組みだけで捉えることに疑問を抱いている。同時に身体の可能性にワクワクしたい。意味や合理性に絡め取られたり、生産性や機能によって価値づけられるのでもなく、ただ「共にある」身体から社会や政治に関わる連帯の可能性を探れないだろうか。癒しやケアはその入口になりうる。それは単なる生産性の回復ではなく、身体が共同体の中で主体性(エイジェンシー)を組み直す行為でもある。重要なのは能力の有無ではなく、「どのように存在し、他者と関わるか」という存在の許容へと問いを開いていくことかもしれない。

藤田クレア

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現代の社会では、スピードや効率が何よりも重視され、ゆっくりと人や物と関わる時間が減っていると感じています。その中、他者や環境を深く理解したり、丁寧に関係を育んだりすることは次第に難しくなっているのではないでしょうか。私たちは相手を完全に理解することはできませんが、少しでも歩み寄ろうとすることはできるはずです。植物の生き方は、そのことを静かに教えてくれます。彼らは光や温度、風の変化などに敏感に反応し、周囲と絶えずやり取りを続けています。私は、そのような植物の反応を可視化することで、人と人、人と自然が共に在るための関係性や、歩み寄る感覚をもう一度感じ直したいと考えています。忙しさや便利さに埋もれた日常の中で、共存の余白と喜びを見つけ出すきっかけをつくりたいです。

「TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展」開催概要

会期2026年1月16日(金)~2月1日(日)
時間11:00~18:00(最終入館 17:30)
会場寺田倉庫 G3-6F
URLhttps://tinyurl.com/52cpkfvs