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彫刻的な抽象表現を彷彿とさせる存在感のある佇まい

遊具開発を行うJAKUETS(ジャクエツ)がインスタレーション「Playful Sculptures」をミラノデザインウィーク2025に2025年4月7日(月)から4月13日(日)まで出展した。Playful Sculpturesはプロダクトデザイナー深澤直人とともに手がけた「YUUGU(ユウグ)」を用いたスペシャルインスタレーション。

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Photo: Sohei Oya(Nacasa & Partners)

海外初展示となる今回は、これまでに発表したプロジェクトのなかから、国際的な安全性や機能の有効性を示すTÜV認証を取得したものを中心にセレクト。ミラノ市内中心部にあるセンピオーネ公園のなかにある、トリエンナーレ・ミラノの玄関前広場を舞台に「Playful Sculptures」と題したインスタレーションを展開した。

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展示の様子:自然と子供たちが集まり、YUUGUに触れ、戯れ、思い思いの自由な時間を過ごしている

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展示の様子:自然と子供たちが集まり、YUUGUに触れ、戯れ、思い思いの自由な時間を過ごしている

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展示の様子:自然と子供たちが集まり、YUUGUに触れ、戯れ、思い思いの自由な時間を過ごしている

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深澤 直人

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デザイナーの個性を主張するのではなく、生活者の視点にたって人の想いを可視化する静かで力のあるデザインに定評があり、現在までに世界を代表する70社以上のブランドのデザインやコンサルティングを手がけている。世界で最も影響力のあるデザイナーの一人である。2006年、Jasper Morrisonと共に「Super Normal」設立。「イサム・ノグチ賞」「The Collab Excellent Design Awards 2024」など受賞歴多数。2022年、デザインと科学の繋がりの探究に取り組むことを目的に一般財団法人THE DESIGN SCIENCE FOUNDATIONを創設。日本民藝館館長。多摩美術大学副学長。

ジャクエツ

1916年に創業者が幼稚園を設立。教材や教具の考案、製造を自ら行ったことに端を発する。1959年には園児服、1968年より自社工場にて遊具の生産を開始。以後、100年を超える歴史のなかで、幼児教育環境の向上と幼稚園・保育園の最適空間を目指しつつ、環境事業や公園事業も展開してきた。2024年には、国際基準の安全性や機能の有効性を示すTÜV認証も取得。デザイン、アート、建築、科学、教育、医学、スポーツ科学など、各分野の専門家と協業し、あそびに関するリサーチ、研究、デザインを行う「PLAY DESIGN LAB」を運営するほか、障がいの有無に関わらず遊べるようにと、医療とデザインの観点から遊具研究をする「RESILIENCE PLAYGROUNDプロジェクト」も実施。敷地33,000㎡の国内自社工場で企画、デザイン、生産、アフターメンテナンスまでを一気通貫で行っている。