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アートおよびアンダーグラウンド・シーンに多大な影響を与え続けるアーティスト

∈Y∋(ボアダムス)による個展「mapocy」(まポチー)がSAIで2025年10月9日(木)から10月29日(水)まで開催される。ボアダムスは、1980年代から現在に至るまで、音楽・パフォーマンス・思想・映像・ビジュアルアートといった枠にとらわれない多様な表現を通じて、数々の伝説を築き、世界的なアートおよびアンダーグラウンド・シーンに多大な影響を与え続けるアーティスト。ニルヴァーナのオープニングアクトやソニック・ユースとの共演を機にアメリカへ進出し、世界のアンダーグラウンド音楽シーンで確固たる地位を築いた。

ボアダムスは音楽活動にとどまらず、ビジュアルアーティストとしても活躍。1990年代以降、数多くのアートワークを発表してきた。SAIでの展覧会は、2019年「レコーン」BLOCK HOUSE、2023年「UNATAMITLE」HARUKAITO by islandに続くものとなる。adf-web-magazine-boredoms-sai

本展では、「合板(コンパネ)」の規格色である緑と黄色をメディアとして用い、セル・オートマトンのオートマタ理論から着想を得た新たな世界を創作。LED、シンバル、大型木枠(ポップコーン)などを用いた空間インスタレーションでは、物質・音・光が相互に関係し、時間、連動、状態といった概念が複雑に絡み合う。

アーティストステートメント

ありがとうございます。タイトルを『mapocy』(まぽチー)にしようと思います。
『まぶたをポチる』そのフォスフェンダーと、mata+popcorn+cymbal、地図としてのシンバル等の造語です。
mataは、セルオートマトンのオートマタからで、目を閉じ瞼をポチると網膜に自動生成されるフォスフェン(セルがオートマタで発生)状態、popcornは、まぽチーのフレーム形状、お送りするデザインの緑と黄色は、popcorn使用材のコンパネ規格色の緑と黄色で、緑が右目、黄色が左目、まぽチー時のマタ状態とともに、シンバルの地図色と音形状も重ねています。psdとjpgです。

∈Y∋ 2025年夏

∈Y∋

1986年「BOREDOMS」結成。ソニック・ユース、ニルバーナなどと欧米各国のツアー。2007年にはニューヨークで77 名のドラマーとともに「77 BOA DRUM」、2008年にはロサンゼルスで「88 BOA DRUM」を開催。個人名義では、大友良英のユニット「GROUND ZERO」に参加したほか、ジョン・ゾーン、ビル・ラズウェルなど多数のアーティストと精力的に共演、DJ としても活躍。2021年には映像とセンサーによる新プロジェクトFINALBY( ) を始動、2025年7月大阪、美園ユニバースの70年の幕を閉じる最終ライブを務める。

アート活動では、BECKの『Midnite Vultures』(1999 年)のジャケット・イラスト制作で知られるほか、『NANOO』(1996年)、『ONGALOO』(2006年) などの画集を出版、P.S.1 など世界各地の展覧会にも参加。大竹伸朗とのユニット「PUZZLE PUNKS」としても活動している。2019年「パレルゴン:1980年代、90年代の日本の美術」Blum&Poe に参加。主な個展として、2019年「レコーン」BLOCK HOUSE、「UNATAMITLE」HARUKAITO by island、東京など。

∈Y∋個展「mapocy」開催概要

会期2025年10月9日(木)~10月29日(水)
時間11:00~20:00
会場SAI
URLhttps://tinyurl.com/9aakhaer