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「insane」のアイコニックなビジュアル

WISH LESS galleryにて、ジェド・ウェルズ個展「INSANITY WE TRUST」が2023年8月19日（土）から9月10日（日）まで開催される。ジェド・ウェルズは英ワイト島出身、ロンドン在住。1984年にストリートブランド「insane/インセイン」を立ち上げ、以降スケートボードカルチャー界で自身のアートを伝えてきた。シュールな物語と擬人化されたイリュージョンを織り交ぜた彼の大胆な作品は、90年代初頭のストリートウェアに大きな影響を与えたことで知られている。

本展ではこうした過去のアイコニックなビジュアルの再構築となる。実験的にテクチャーを重ねることで、キャラクター達が変幻自在に異次元を遊び回るかのように再生し、かつてのTシャツアートワークがキャンバス上に再現される。会場では、ジェドが手がけた原画作品やシルクスクリーンポスターなどに加え、本展のために制作された insaneオリジナルTシャツも数量限定で販売する。

ジェド・ウェルズ / insane

「insane／インセイン」はUKスケーターブランドの草分け的存在かつ90年代を代表するストリートブランド。自身もスケーターであるジェド・ウェルズが自ら描くシュールなアートワークをTシャツにしたことからスタートし、伝説的なスケボー専門誌「RaD magazine」に取り上げられ注目を集める。後にUKスケーターらが絶大なる信頼を寄せる『SlamCitySkates』と契約。当時目立ったスケーターブランドが無いイギリスで、アメリカ産ブランドにはない新鮮なグラフィックが評判となり、スケーターを通して瞬く間にストリートで人気に火が付く。日本では当時、各ファッション誌で紹介されるも入手困難なこともあり、その人気はカルト化、今もなお多くの支持を集めている。