FUJI ROCKや味園ユニバースを経てZEROTOKYOにて新たな空間体験を創出
アートと音の境界を揺るがすユニットFINALBY( )が、東京・歌舞伎町のZEROTOKYOで2025年10月25日、新作公演「FINALBY( ) LIVE in 歌舞伎町EXPANDED」を開催する。会場は東急歌舞伎町タワー地下に広がる大型ベニュー。本公演は同施設内の常設XRシステムを駆使し、空間そのものを作品化するイマーシブなオーディオ・ヴィジュアルライブとして展開される。
本作はFUJI ROCK FESTIVALや香港アートウィーク、大阪・味園ユニバースでの伝説的ステージを経た集大成ともいえる内容。BOREDOMSの∈Y∋、COSMIC LAB、堀尾寛太、新美太基によるユニット「FINALBY( )」が手がけ、音響・映像・照明が完全に同期する没入空間を創出する。
FINALBY( )
アンダーグラウンド・ミュージック・シーンで世界的な影響力を持つ「 BOREDOMS」のフロントマンである∈Y∋、空間表現によって認知の拡張を探求す るオーディオ・ヴィジュアル表現の追求者COSMIC LAB(C.O.L.O主宰)、音とマ シンの関係性を追求するアートエンジニアHORIO KANTA、回路設計から音響合成 まで行うプログラマーのNIIMI TAIKI によるユニット。FUJI ROCK FESTIVAL’21で の初演はフジロック史上で最も異質なステージと称され、今年3月には香港アート ウィーク、そして7月には大阪・味園ユニバースの70年に渡る歴史にピリオドを打つ 伝説的な公演を完遂。
∈Y∋(BOREDOMS)
世界的ノイズ・サイケデリックバンドBOREDOMSの中心人物。物理的・精神的限界を超えるライブ演出で知られ、音・身体・空間をつなぐ仲介者として機能する。
COSMIC LAB(コズミック・ラブ)
映像作家C.O.L.O主宰のヴィジュアルラボ。可視と不可視を交錯させる演出で、JEFF MILLSとの舞台「THE TRIP」や「高野山1200年の光」などを手がける。
堀尾寛太(KANTA HORIO)
物理現象に基づいた音と機械の関係を探求するアーティスト。装置制作やフィジカル・パフォーマンスに特化。
新美太基(TAIKI NIIMI)
回路設計・音響合成・インスタレーションなどを通じ、独自の音空間を創出するプログラマー / サウンドデザイナー。
2025年味園ユニバース公演を経て
2025年7月、大阪・千日前で70年の歴史を刻んだ味園ユニバース最終営業日に行われたFINALBY( )の公演は、「概念宇宙」として空間を葬送し、文化的儀式として記憶された。キュレーター藪前知子は「一つの時代の終わりと始まりを告げる何か」と評し、∈Y∋は都市の記憶を次元転換装置として東京に持ち込む。
DOMMUNEとの連動 / アフターパーティー
ライブ当日は宇川直宏率いるDOMMUNEが「DOMMUNE KABUKICHO」と連動し、ライブ後には「EXPANDEDOMMUNE!! in SOUNDGATE」をZEROTOKYOサブフロアで開催。石野卓球、大沢伸一、KEN ISHII、砂原良徳らによるオールナイトパーティーと接続する。
ZEROTOKYO
東急とソニー・ミュージックエンタテインメントの合弁会社、TSTエンタテイメントが運営するライブエンターテインメント施設。新宿・歌舞伎町に位置し、1,500人を収容する大規模空間と最先端の映像・音響システムを備える。音楽・映像・カルチャーが交差する東京の新しいナイトエンターテインメント拠点として注目を集めている。
COSMICLAB
映像作家C.O.L.Oが主宰するライブ・ヴィジュアル・ラボラトリー。音楽・映像・テクノロジーを横断し、可視と不可視の境界を探る実験的表現を展開。代表作に「THE TRIP」や「高野山1200年の光」などがあり、ポストXR時代の表現を追求している。
C.O.L.O
ヴィジュアルアーティスト / 映像作家。COSMICLABを主宰し、JEFF MILLSや∈Y∋(BOREDOMS)とのコラボレーションなど、音楽と映像を融合させた作品を多数発表。空間演出とテクノロジーを融合させた新たな体験の創出を行っている。
「FINALBY( ) LIVE in 歌舞伎町EXPANDED」開催概要
開催 | 2025年10月25日(土) |
会場 | ZEROTOKYO |
時間 | 開場 17:30 / 開演 18:30 / 終演 20:30 |
チケット | ZAIKOリンク |
URL | https://tinyurl.com/mmeavxd4 |