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効率化や画一化の波に抗い、互いの個性を尊重し親しみと愛情によって自由に結ばれるコミュニティの場を模索

建築の保存継承を図る国際機関DOCOMOMO(ドコモモ)の日本支部が、大江宏(1913-1989)の設計による普連土学園中学校舎に対して「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」100選選定記念プレート授与を2025年6月2日(月)に行った。同校は本選定を2003年に受けていた。

DOCOMOMO awarded Friends Girls Jr. & Sr. High School designed by Hiroshi Oe

普連土学園中学校舎

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普連土学園中学校舎と生徒たち

普連土学園中学校舎は1968年に日本を代表する建築家・大江宏氏の設計により、同学園の教育理念をかたちとして表現することを目指して建てられた。その歴史的価値が評価され、2017年3月には東京都選定歴史的建造物にも選ばれている。敷地の起伏を生かし、一般的な学校建築とは異なる配置計画が採られ、建物の階数も2階から4階までと変化に富んでいるのが特徴。設計当時、大江は合理性を重視する近代建築を超えようとしており、「気配」や「佇まい」といった捉えがたい概念を手がかりに、新たな建築の在り方を模索していた。それを象徴するように、教室棟の外観には独自性があり、5本の独立した円柱が開口部に並び、その上に宝形屋根が架けられている。

大江宏

戦後日本を代表する建築家。日本建築への一流の造詣と、モダニズム建築への深い理解を有し、あくなき可能性追求への膨大な試行錯誤を繰り返しながら、大江独自の名建築を発表し続けた。教育者としても法政大学建築学科の礎を築き、多くの後進を育成した。建築設計・建築論・建築教育における業績を評価され、1988年に日本建築学会大賞を受賞。主な作品に法政大学、香川県立丸亀武道館、丸亀高校、普連土学園、国立能楽堂など。日本芸術院会員。勲三等旭日中綬章叙勲。

DOCOMOMO

DOCOMOMO(Documentation and Conservation of Buildings, Sites and Neighbourhoods of the Modern Movement)は、1988年に設立されたモダン・ムーブメントにかかわる建物の記録と保存を目的とする国際学術組織。オランダのデルフトに設置された本部 (Docomomo International) と70以上の国・地域に設けられた支部から成る。 日本支部となるDOCOMOMO Japanでは、「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」として、1999年(平成11年)に一連の同潤会アパートメントハウスなど20選を選定、2003年(平成15年)9月には普連土学園など80選を加えて100選とし、その後随時追加されている。

普連土学園中学校舎

所在地東京都港区三田4丁目14-16
URLhttps://tinyurl.com/4ebjkm2w