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作品の恒久展示に向けた最終検証プロセスを一般公開

東日本大震災をきっかけに、現代美術家・宮島達男が震災の犠牲者の鎮魂と震災の記憶の継承、そして、これからの未来を共につくることを願い、東北に想いを寄せる人々と協働するアートプロジェクト「時の海 – 東北」プロジェクト《Sea of Time – TOHOKU》。生命の永遠性を象徴する「9から1」へとカウントする数字のLEDカウンターガジェットを、3,000名の参加者一人ひとりが想いを込めてタイムを設定し、その「時間」と「想い」が集積することで作品《Sea of Time - TOHOKU》は形づくられる。

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©Atelier Tsuyoshi Tane Architects

完成した作品は福島県双葉郡富岡町に2029年の竣工が予定されている「時の海 東北 美術館」に恒久設置される。設計は建築家の田根剛(ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architects)。本美術館のヴィジュアル・アイデンティティ(VI)計画はグラフィックデザイナーの長嶋りかこ(village®️)が手がけている。

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©Atelier Tsuyoshi Tane Architects「時の海 東北 美術館」建築外観(鳥瞰図)イメージ

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©Atelier Tsuyoshi Tane Architects「時の海 東北 美術館」建築外観(出入口付近)のイメージ

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デザイン:長嶋りかこ(village®️)

今回の実証実験では、将来的に美術館で作品体験の環境に近い条件のもと、「LEDの光の密度と空間のバランス」「外光による作品鑑賞への影響」「暗所環境での鑑賞動線および安全性」といった作品完成と美術館建築に直結する重要なプロセスを検証する初の試み。参加者は、作品制作や美術館の建築設計の最新情報を知ることができ、また本プロジェクトの資金支援者(サポート・アーティスト)として関わることができる機会となる。会場は日本橋三井ホールで2026年7月4日(土)、5日(日)、11日(土)、12日(日)の4日間にわたり行われる。実証実験への入場料は全額、「時の海 東北 美術館」の設立準備に充てられる。入場チケットはArtStickerで販売されている。

作品《Sea of Time - TOHOKU》

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宮島達男|《Sea of Time - TOHOKU》コンセプトドローイング|2024

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宮島達男|《Sea of Time - TOHOKU》[部分]|2020|photo: Nobutada Omote

22.5×40mの水盤のなかで、3,000名の想いが詰まった3,000個のLEDカウンターガジェットが光り輝く。その様子は、静かに波打つ東北の海を想起させる。

宮島達男

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Photo: Lisson Gallery Milano

現代美術家。1957年生まれ。1988年ヴェネツィア・ビエンナーレ新人部門に招待され、デジタル数字を用いた作品で国際的に注目を集める。以来、国内外で数多くの展覧会を開催し、世界30カ国250か所以上で作品を発表している。1990年ACCの招きでニューヨーク滞在。1993年 カルティエ現代美術財団の招聘でパリ滞在。
代表作に《Mega Death》(1999 / 2016)、《Counter Void》(2003、テレビ朝日蔵)、《Sea of Time ’98》(1998)など。被爆した柿の木2世を世界の子どもたちに育ててもらう「時の蘇生・柿の木プロジェクト」(1995-)も推進している。1998年 ロンドン芸術大学名誉博士授与。2006-2016年 東北芸術工科大学副学長。2012-2016年 京都造形芸術大学副学長。2020年 芸術選奨文部科学大臣賞。

田根剛

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Photo: ©Yoshiaki Tsutsui

建築家。1979年東京生まれ。ATTA – Atelier Tsuyoshi Tane Architectsを設立、フランス・パリを拠点に活動。場所の記憶から建築をつくる「Archaeology of the Future」をコンセプトに、現在ヨーロッパと日本を中心に世界各地で多数のプロジェクトが進行中。主な作品に「エストニア国立博物館」、「弘前れんが倉庫美術館」、「アルサーニ・コレクション財団・美術館」、「ヴィトラ・ガーデンハウス」、「帝国ホテル 東京・新本館」(2036年完成予定)など。主な受賞に、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、フランス建築アカデミー新人賞、エストニア文化基金賞グランプリ、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数受賞。著書に『TSUYOSHI TANE Archaeology of the Future』(TOTO 出版)。

長嶋りかこ

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グラフィックデザイナー。1980年生まれ。アイデンティティデザイン、サイン計画、ブックデザイン、空間構成など、グラフィックデザインを基軸としながら活動する。対象のコンセプトや思想の仲介となって視覚情報へと翻訳し、色と形にする。
これまでの仕事に「札幌国際芸術祭“都市と自然”」(2014)、「堂島ビエンナーレ」(2019)、「東北ユースオーケストラ」(2016-)、「アニッシュカプーアの崩壊概論」(2017)、「デビッドリンチ “精神的辺境の帝国” 展」(2019)、ポーラ美術館の新VI計画(2020)、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館「エレメントの軌跡」(2021)、「Ryuichi Sakamoto:Playing the piano 12122020」(2021)、Kvadrat「Irreversible Scale」(2024)など。著書に『色と形のずっと手前で』(村畑出版/2024)。

「時の海 - 東北」プロジェクト《Sea of Time – TOHOKU》公開実証実験

日時2026年7月4日(土)・5日(日)・11日(土)・12日(日)の13:00~19:00、一時間ごと
会場日本橋三井ホール
料金1,800円
定員各回50名(事前予約制)
チケットURLhttps://tinyurl.com/4b6rebw9
URLhttps://tinyurl.com/ybs9bek8