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第1ターミナルで11名の関西ゆかりのアーティストが作品を展示

関西エアポートは文化発信型プロジェクト「KIX CULTURE GATE Project」の第3弾として、2025年10月30日より関西国際空港 第1ターミナルビル2階・国内線エリアの通路壁面にてアート作品の展示を開始した。「KIX CULTURE GATE Project」は、関西・日本の豊かな文化や芸術を国際的な交流の場である空港から発信することを目的に2021年より始動。国内外の利用者が行き交う関西国際空港を、美術館のような文化体験の場として進化させることを目指している。adf-web-magazine-kix-culture-gate-project-1

第3弾となる今回は、初めて第1ターミナルビル内での展示を実施。国内線エリアに位置する長い通路壁面をアーティストたちの作品で彩り、空港利用者や地域住民が日常的にアートと触れ合える新たな空間を創出している。adf-web-magazine-kix-culture-gate-project-2

参加アーティストは、関西にゆかりのある11名。それぞれが異なる手法や表現を用い、空港という場所に新たな発見と視点をもたらしている。展示は2027年10月31日までの長期設置を予定しており、出発前後のひとときにアートと出会える空間として継続的に発信を続けていく。空港を単なる移動の拠点ではなく、「文化と出会う入口」として捉え直すこのプロジェクトは、アートとインフラが共存する都市型の文化発信のモデルケースとしても注目される。

参加アーティスト

大澤 巴瑠(Hal Osawa)

独自のキャラクターやタイポグラフィを使い、ストリートカルチャーとアートを融合させたポップで力強い表現を展開。京都精華大学出身。

香月 美菜(Mina Katsuki)

自然や時間の循環をテーマに、植物や生き物の形を抽象化した幻想的な絵画を制作。大阪在住。

小池 一馬(Kazuma Koike)

日本の伝統文様や神話を現代的なイラストレーションへ昇華。グラフィックデザイナーとしても活動し、大阪を拠点にする。

指江 昌克(Masakatsu Sashie)

緻密な筆致で未来都市や装置を描く“浮遊するドーム都市”シリーズで国際的に評価される。京都造形芸術大学で教鞭も執る。

品川 美香(Mika Shinagawa)

日常の中で見過ごしがちな「センス・オブ・ワンダー(驚きの感性)」をテーマに、淡く柔らかな表現を通して心に残る瞬間を描く。奈良出身。

たかくら かずき(Takakura Kazuki)

アニメ、ゲーム、サブカルチャーの文脈を生かしたユーモラスで刺激的なデジタルコラージュを展開。京都市在住。

浜崎 健(Ken Hamazaki)

全身赤ずくめの「レッドマン」パフォーマンスで知られ、現代アートと社会を繋ぐ実験的な試みを続けている。大阪出身。

BAKIBAKI(山尾 光平)

伝統的な和柄をストリートアートとして再構築する「バキバキ模様」で注目。国内外でライブペイントも多数。京都を拠点に活動。

本橋 孝祐(Kosuke Motohashi)

木炭などを用い、静謐でありながら強い存在感を放つ人物画・動物画を描く。神戸出身。

松村 咲希(Saki Matsumura)

自然や都市のイメージを抽象化し、揺らぎや視覚の錯覚を織り込んだ独自の絵画表現を展開。京都在住。

四代 田辺竹雲斎(Tanabe Chikuunsai IV)

伝統的な竹工芸の技を継承しつつ、空間インスタレーションとして竹の新たな可能性を追求。大阪・堺出身。