最大100号の大作を含む新作を発表
アーティスト三輪瑛士による新作個展「No.329自由」が京橋に位置するGallery & Bakery Tokyo 8分で2025年9月20日から10月14日まで開催されている。本展は三輪にとって過去最大規模の個展であり、最大サイズ100号の大作を含む、50号以上の油彩作品を中心に構成されている。
三輪は1993年名古屋市生まれ。視覚情報の受容や処理、現代技術による観察の拡張、そして観察者と対象の“距離”に着目した絵画表現を追求してきた。自身の制作における視覚の再解釈に向き合いながら、長時間にわたる観察と描写という行為に潜む「奇妙さ」と「自由」に関心を寄せている。展覧会タイトルにもなっている《No.329自由》には、風や光、静止と運動、現実と夢のあわいといった詩的なテーマが重層的に織り込まれている。描くという身体的行為を通して、三輪は一つの風景と長時間対峙し、見ること/描くことのズレや、時間とイメージの関係を浮かび上がらせている。
Gallery & Bakery Tokyo 8分
アートとベーカリーを融合した新しい文化拠点であり、The Chain Museumと株式会社フォンスの共同プロデュースにより2024年に誕生。元木大輔(DDAA)による設計による空間では、アート鑑賞の余韻を食や会話とともに楽しむことができる。展覧会作品はすべてArtSticker上での「エントリー制」にて販売され、期間は9月19日から10月3日までとなっている。
三輪瑛士 プロフィール
1993年愛知県名古屋市生まれ。金沢美術工芸大学大学院絵画専攻修了。視覚の受容と処理を主題に、見ることと描くことの差異や、観察行為に内在するズレを絵画として表現する。個展・アートフェア多数参加。代表作に《End face》《実在を問わず》《RuminatioN》など。受賞歴多数。
三輪瑛士 新作個展「No.329自由」開催概要
会期 | 2025年9月20日(土)から10月14日(火)まで |
会場 | Gallery & Bakery Tokyo 8分 |
URL | https://tinyurl.com/46tmbd4h |