日本初開催!巨大アートと海岸を歩けるイベントも
千葉県立美術館は、千葉県が誕生してから150年を記念して、千葉県とゆかりの深いオランダ出身の世界的アーティスト テオ・ヤンセンの展覧会を2023年年10月27日(金)から2024年1月21日(日)まで開催する。芸術家、発明家、科学者の顔を持ち、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されるテオ・ヤンセン。代表作「ストランドビースト」は、プラスチックチューブや粘着テープなど身近な材料で作られた、風の力で歩く「生命体(ビースト)」。本展では、10mを超えるものを含む10体以上のストランドビーストを展示し、自筆のアイデアスケッチや制作に必要な道具、試作段階の模型なども公開する。ストランドビーストを歩行させるイベントも毎日実施。また、12月3日(日)には日本で初めて、一般の方も参加できる海岸歩行イベントを開催する。
10mを超えるものなど約10作品を展示
「ストランドビースト(strand beest)」は、オランダ語で「砂浜の生命体」という意味で、プラスチックチューブや粘着テープなど身近な材料を組み合わせ、物理学による計算に基づいて作られた、風の力で砂浜の上を歩く生命体。
本展では、《アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ》(2013年)を初め、10作品以上のストランドビーストを、実際に動く様子を撮影した映像とともに展示する。
自筆スケッチからオランダを疾駆する映像まで。ストランドビーストの全貌に迫る
テオ・ヤンセン(1948-)は、オランダ、ハーグのリゾート地・スフェベニンゲン出身。デルフト工科大学で物理学を専攻したのち、画家に転向。その後、風力で動く「ストランドビースト」の制作をスタートした。
オランダが直面する海面上昇問題に対する意識から生まれたビーストは、オランダという風土が生み出したアート作品ともいえる。本展では、スフェベニンゲンの砂浜で疾駆するビーストの映像とともに、発想の源となった自筆スケッチや、パーツとなるチューブまで、テオ・ヤンセンとビーストの全貌を紹介する。
「テオ・ヤンセン展」 概要
会期 | 2023年年10月27日(金)~2024年1月21日(日) |
時間 | 午前9時~午後4時30分(入場は午後4時まで) |
休館日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、年末年始(12月28日~1月4日) |
入場料 | 一般1000円、高校・大学生500円 |
会場 | 千葉県立美術館(千葉県千葉市中央区中央港1-10-1) |
URL | https://shorturl.at/yCGHP |