「Boku Restaurant and Bar」と「+81 Bar & Club」がそれぞれシルバー、ブロンズアワードを受賞
空間デザインを手がけるデザイン事務所engineが、イタリアで開催された国際デザインアワード「A’ Design Award & Competition 2026」において、海外プロジェクト2作品で同時受賞を果たした。受賞したのは、メキシコ・グアダラハラのレストラン「Boku Restaurant and Bar」と、フィリピン・マニラの「+81 Bar & Club」。それぞれシルバーアワード、ブロンズアワードを受賞し、日本のデザインと現地文化を融合した空間づくりが国際的に評価された。
「Boku Restaurant and Bar」がシルバーアワードを受賞
メキシコ・グアダラハラに位置する「Boku Restaurant and Bar」は、日本の空間構成とメキシコのローカルカルチャーを融合したレストランとして設計された。大阪のストリートフード文化から着想を得て、たこ焼きをコンセプトに据えた空間を展開。レンガと竹を組み合わせたマテリアル、曲線を取り入れたレイアウト、自然素材による温かみのあるインテリアによって、コミュニケーションを促す空間を実現している。また、竹を用いた照明計画や吹き抜けを生かした中二階構成など、多様な体験を生み出す空間デザインも高く評価された。
「+81 Bar & Club」がブロンズアワードを受賞
フィリピン・マニラの「+81 Bar & Club」は、「Neo Tokyo」をテーマにしたナイトライフ空間として計画された。既存ショッピングモール内に設けられた店舗は、工事現場を思わせる外観やトイショップを模したエントランス、隠し扉などを採用。来場者が秘密基地へ足を踏み入れるような没入感のある体験を演出する。店内ではネオンや反射素材を効果的に用い、未来都市を思わせる世界観を構築。アーティストGOSPELによるライブペインティングも空間の象徴的な要素となっている。
engineは今回の受賞について「空間の美しさだけではなく、そこで生まれる体験や人と人とのつながりを重視してきた」とコメントしている。日本的な感性と各地域の文化を融合させ、訪れる人々の記憶に残る空間を目指した取り組みが評価されたことを受け、今後も国内外で空間デザイン事業を展開していくとしている。また、青森県で進行中のプロジェクトに加え、テレワークブース「EG BOX」の展開も進めるなど、空間デザインの領域をさらに広げていく予定。
A’ Design Award & Competition
A’ Design Award & Competitionは、イタリアで開催される世界最大級の国際デザインアワード。建築、インテリア、プロダクトなど幅広い分野を対象に、革新性、機能性、美しさ、社会的影響力などを基準として世界各国の専門家が審査を行う。世界中の建築家やデザイナー、企業が参加する国際的なデザインアワードとして知られている。
engine
engineは東京都港区を拠点に活動するデザイン会社。「魂のこもったデザイン」を理念に、商業施設や飲食店などの空間デザインを中心としたプロジェクトを国内外で展開している。社名には、クライアントや利用者との「縁」を原動力とし、人々が円陣を組むような関係性をデザインによって生み出したいという思いが込められている。

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