錚々たるアーティストや実業家を菊池麻衣子が3年かけてインタビュー
化粧品および日用品の専門誌として1969年に創刊した月刊誌『国際商業』と、アーティストと鑑賞者が交流する現代版のアートサロン・パトロンプロジェクトの主催者・菊池麻衣子がタッグを組んだ本企画。月刊誌『国際商業』に2019年から2022年にかけて好評連載され、パトロンプロジェクト代表の菊池麻衣子によるインタビュー記事をまとめ読みすることができ、フレッシュなヒントとインスピレーションが詰まった一冊となっている。2022年9月7日から、Amazonにて予約をスタートした。
3年間続いた本連載は、アートとビジネスの相乗効果についてアーティストとビジネスパーソン双方から語ってもらい、その可能性を考える試みとしてスタート。アート思考をフル回転させ商品を作ったり、ホテルの建築やデザインに活かしたり、街づくりに組み入れるなど、様々な具体例を約40名のアーティストや実業家が語った。若手アーティストやスタートアップ企業の20代CEOから、松本大(マネックスグループ)、遠山正道(スマイルズ )、しりあがり寿(漫画家・アーティスト)、 山口周(著作家)、 田中仁(ジンズホールディングス)ら著名人が語った詳細を生き生きと伝える。
本連載が始まった2019年は、すでに「アート思考」をテーマにした本がたくさん出版されていたが、大半は「アート思考とは何か」とか、「アート思考はなぜビジネスに有効なのか」を説明する内容で、「アート思考を実践で活用したビジネスの具体的なストーリーを語る」ものは、あまりなかった。そこで「具体的にどのようにすると現場で応用できるのか分からない」と思っている人のヒントになるような連載を目指して始まった。アーティストや起業家、企業のCEOや会社員など様々な立場にありながら、アートとビジネスの相乗効果を見事に実現している人に直撃インタビューした。
多くの「ビジネス脳を持ったアーティスト」や、「アーティスト脳を持ったビジネスパーソン」から聞くことができた驚くべき発想の転換や、想定を超えたシナジー効果について、余すところなく伝えられるよう試みています。約40名のみなさんのお話を伺って、一番感じたのは、「彼らが取り組んでいる『ビジネス自体がアート作品』だ!」ということです。その魅力が最大限に読者のみなさんに伝わり、「自分もやってみよう」というインスピレーションの源となることができましたら幸いです。
著者 菊池 麻衣子
「アート×ビジネスの交差点」アート思考で勝負する人たちの実例集
著者 | 菊池 麻衣子 |
発売 | 2022年9月28日 |
定価 | 990円 |