20世紀の最も傑出した時計デザイナー、ジェラルド・ジェンタに敬意を捧げた最新のモデル
ブルガリは、20世紀の最も傑出したウォッチデザイナーとして、多くの人々に認められているジェラルド・ジェンタに敬意を捧げた最新のジェラルド・ジェンタ・アリーナ・バイ・レトロ・スポーツを発表。ジェラルド・ジェンタは、オーデマピゲのロイヤルオーク、パテックフィリップのノーチラス、IWCのインヂュニア、オメガのコンスタレーション、ブルガリのブルガリブルガリなどを手がけてきた。
ジェラルド・ジェンタの革命的なスピリットを代表する厚手で丸みのあるおなじみのアリーナケースに収めたタイムピースは、なめらかで幅が広く、カーブしたブラッシュ仕上げのチタン製ベゼルが特徴。2019年に50周年記念モデルとして発表したジェラルド・ジェンタ・アリーナ・バイ・レトロ50周年記念モデルは、プラチナ製のベゼルとケース、ブルーのダイアルとストラップを特徴としていた。アイコニックな1969年のデザインをベースに、再考したジェラルド・ジェンタのロゴを施したウォッチは、デザイナーの才能と、ブルガリのウォッチメイキングの成功に対してジェラルド・ジェンタブランドが果たしてきた重要な役割への賛辞と言える。ブルガリは、2020年の新モデルの発表とともに、今後も予定されている製作中のモデルがあることを合わせて発表する。
ジェラルド・ジェンタ・アリーナ・バイ・レトロ・スポーツは、12時の位置に施した窓に表示するジャンピングアワーが特徴で、分表示はブラックとアンスラサイトのダイアルの上半分で弧を描き、60分ごとに分針がゼロに戻る。同様に日付は6時の位置に小さめな弧を描くように表示される。BVL300 キャリバーで駆動し、両方向巻き上げ式自動巻きムーブメントで42時間のパワーリザーブ、傷防止加工のサファイアのケースバックを通してその機構を見ることができる。
ジェラルド・ジェンタのレガシー
近年、ブルガリのウォッチはスイスウォッチメイキングにおけるリナシメント(ルネサンス)の最先端にある。そこでは、専門技術がローマのジュエラーの卓越した美意識とシームレスに融合している。オクト・フィニッシモのような世界記録を破り続けるデザインは、こうした他に類を見ない手法が結実たものであり、ジェラルド・ジェンタがブルガリのウォッチメイキングの世界にもたらした卓越した技術がなければ、成し遂げられなかった。1969年、デザイナーでありウォッチメイキングの天才であるジェラルド・ジェンタは自身の名を冠したブランドを立ち上げると、現代で最も目を引くアイコニックなタイムピースを作り出していると認知される。彼のデザインは多岐にわたり、スポーティーシックなモデルやグランドコンプリケーションを発表しただけでなく、レトロ・グラードやバイ・レトロ・グラードムーブメントで新しい時間の読み方を取り入れた。1996年にはリストウォッチにおいて、ジャンピングアワーとレトロ・グラード・ミニッツを初めて組み合わせた。これは大きな功績であり、厳密さが要求される希少な複雑機構は、精密な熟練の技が成し遂げた偉業を象徴している。
2000年、ジェラルド・ジェンタブランドはブルガリの傘下に収まり、続いてそのチーム、アーカイブ、知見もル・サンティエにあるブルガリウォッチのマニュファクチュールに統合された。この統合により、数十年間育まれてきた専門技術は、ブルガリがオートオルロジュリーの基盤を築く助けとなる。