パリ・ヴァンドーム広場26番地の歴史ある本店に次ぐ最大規模の旗艦店
ブシュロンが2023年9月8日(金)に「ブシュロン銀座本店」をオープンした。パリの本店に次ぐ最大規模の旗艦店となる。フランスと日本のかけ橋として、その両文化を随所に感じられる特別なブティックは、創業の地であるパリより革新と創造の旅を経て、東京・銀座に誕生するメゾンの新しい拠点となる。
ブシュロンは、1973年に日本でのビジネスをスタートし、現在日本国内で19店舗を展開。東京を代表するラグジュアリーエリアである銀座に位置するこの新しい「ブシュロン銀座本店」は、メゾンにとってアジア圏を代表するランドマークであり、ここでしかできないユニークな体験を提供する。
自然への没入体験
東京の中心地に息づくパリの庭園。自然の要素を随所にちりばめた新しいブティックでは、自然をテーマとした革新性と創造性に満ちた旅を追体験することができる。ブシュロンが重んじる審美的価値と伝統的な日本の文化や芸術には、自然の力強さと生命力、また、その繊細さと儚い美しさの表現という共通点がある。この自然への畏敬の念を表現するために、メゾンはヴァンドーム広場本店の最も象徴的なエリアである「Jardin d'Hiver(冬の庭園)」の建築様式を再解釈し、ファサードのデザインに採用。日中は透明なファサードから、銀座店の各フロアの様子を眺めることができるが、夜になると時間帯や四季に合わせて刻々と変化する森のアニメーションが展開される。
ブシュロンのアイコンジュエリーとの出会い
ブティックの1階には、ブシュロンのアイコンコレクションがディスプレイされる。自然の要素を随所に配したフロアには、キャトル、セルパンボエム、ジャック ドゥ ブシュロン、ナチュール トリオンファント、アニマルコレクションを展開。自然の植物を生き生きと描いたフロアは、6人の職人たちの細かな手作業によって完成した。
メゾンのアイコンキャット、ウラジミールの遊び場
ブティックの各フロアをつなぐ階段の壁面には植物が生い茂り、自然への没入感をいっそう高める。下層階から継続する景色のようにデザインされた、建物の上部へとつながる庭園は、想像上の庭園でありながら、リアルな自然の風景に常に触れることができ、同時に光と音によっても自然を体験することを可能にする。この場所はメゾンのアイコニックな黒猫であるウラジミールにとっての遊び場でもある。
おもてなしの空間
2階では、メゾンのほぼ全ての作品を見ること、そして試着することができる。このフロアは、ヴァンドーム広場本店内の一角にある「ジャルダンディヴェール(冬の庭園)」のプライベートな雰囲気を再解釈し、豊かな自然環境の中に居心地の良いVIPのためのスペースがデザインされランドスケープデザインを専門とする日本のスタジオ、TOHO LEO(東邦レオ)によるバックライトで照らされた壁と天井は、自然光のような柔らかな光を拡散させ、植物が生い茂る本物のガラス窓のような錯覚を生み出す。また日本の伝統工芸である陶磁器の花瓶には様々な植物がディスプレイされ、この特別な空間を完成させる。
特別なセレモニー
3階は優美な曲線を描くブライダルのフロアで、カップルたちはエンゲージメントリング、そしてウェディングリングと出会う。フロアに配された白い樹木のオブジェは、日本人アーティストによるデザインスタジオYOY(ヨイ)が手掛け、願いや誓いを神社仏閣の神聖な木に結ぶという日本独自の風習からインスピレーションを受けたもの。白樺のようなこれらの樹木の造形は透明な幹や枝の表面にドレスを思わせるレース素材を覆う繊細な細工が施されている。
革新は夢の実現のために
ブシュロン銀座本店の旅の締めくくりとして、ブシュロンは革新的な素材を使った代表的な作品を最上階である4階に展示している。「イノベーションラボ」と呼ばれ、このスペースでは、感情を揺さぶることや心に響くこと、その考えをクリエイティブ制作の中心に据えた革新的な作品に焦点を当て、その独自性を紐解いている。“Precious(貴さ)”の意味を問い続けるこの芸術的なアプローチは、ハイジュエリーによる表現方法の領域を押し広げるものであり、宝飾業界において伝統的に定義されてきたハイジュエリーの概念に対する挑戦でもある。
新しいパッケージ “No Pack is the New Pack(梱包しないという選択)”
2023年、ブシュロンはジュエリーケースをリニューアルした。ジュエリーケースの在り方を再考し、アルミニウムとウールフェルトのたった2つの再生素材のみを使用したオブジェのようなケースを生み出した。2023年6月に発表され、ヴァンドーム広場本店から展開をスタートした新しいパッケージは、2023年9月よりブシュロン銀座本店でも展開を開始し、その後他のブティックでも導入される予定。
ブシュロン銀座本店概要
住所 | 東京都中央区銀座2-6-16 |
営業時間 | 11:00 - 20:00 不定休 |
URL | https://onl.tw/AvRDqXP |